私的ガウディ考

 

2014年07月08日

 

私的ガウディ考-1

 

 

―ポエム―

 

GAUDiよ

 

天に聳える累々たる屍を積み重ねた様な塔はあなたの慟哭か

 

天までとどきそうな英光の4本の塔はあなたの希望か

 

天を突き刺す悲しみの多くの塔はあなたの幻か

 

ああ、ガウディよ アントニオ・ガウディよ

 

天に無謀な戦いを挑み、

 

一人寂しく果てた

 

あなたの想いを知るとき私は涙する

 

そして忘れないであろう命をかけた建築美の創造へのあくなき挑戦を

 

今も堂々と天空へのびようとしているあの塔がある限り

 

そして私は今どこへ向かおうとしているのか・・・・・

 

GAUDiへ捧げる

 

 

 

やはり結局は二十数年も前に持っていたGAUDiへの思いに戻ってきてしまった。

   

 

圧倒的な存在感を放つ

 

サグラダ・ファミリアは進化している。人類の歴史という範疇を超えて、宇宙空間の様に運動し膨張し変化し進化しているのである。進化の先に何があるのかは言葉では理解しえない圧倒的な存在感を放つ高次元の世界の中に存在する。低次元からは高次元の世界は理解しえないし、観ることもできないし、存在していることも窺い知ることもできない。そしてガウディのもつ情念を表現した建築を前にして、ただただ平伏すことしかできないのである。

 

 

ガウディ没後100年の2026年に完成予定のサグラダ・ファミリア 

 

 

サグラダ・ファミリア の全景

 

 

サグラダ・ファミリア のファサード

 

 

サグラダ・ファミリア の内部

 

異彩を放つ

 

ガウディのもつ表現力の源泉は自然が創り出す形態への賛美に由来していることは確かだろう。そして無限ともいえる生物多様性をもつ自然界における物質の形状が決定されている法則は存在するのか、との問いかけに対するひとつの答えを提示しているように思える。機能性と利便性への偏重は、人の持つ知性の廃退と物質主義による支配をもたらす。支配からの解放を建築で表現しようとしたことが、現代に於いてもガウディの建築が異彩を放っている理由である。

 

 

ガウディの装飾 1 (天井)

 

異様なる形態を放つ

 

人は物の形態に意味を求めようとする。自然界が創る形態と人が創る形態の完成度の差は歴然としている。地球上に存在する有機物である様々な動植物から無機質の山河に至るまでの無限ともいえる自然形態が、どのような意図で存在しているのかについて様々なことが語られている。人類の学問は自然摂理の解明に多くの時間を費やしてきたのは確かだ。この解明へを答えを追い求めたとしても真の解明は成し得ないだろう。それは対象である異様なる形態を放つ自然界の創造物は人類の知力以上に進化し続けているからだ。人類の存在理由も理解しえない人類に真の自然界の存在理由を理解することはできない。

 

 

ガウディの装飾 2 (階段)

 

狂気の感性を放つ

 

人の持つ感性とは知力のレベルであり、創造力と想像力の知的レベルである。この狂気渦巻く世界に生きている中で、自らを正常と思うことこそ狂っている。狂気の感性は画一性を拒み、多様性を生み出す原理となり、進化の原動力になる。規格化された物質文明から観ればガウディのもつ想像力が生み出した建築は狂気の世界の反映と受け取られるだろう。しかしそれは人の持つ精神世界が生み出す情念の投影であり、時空間がもつ存在意義の認識に対する次元レベルを示している。低次元から高次元への進化は狂気の世界に内在する多様な感性によって惹き起こされるのだろう。だからこそガウディのもつ想像力を読み解く感性の次元レベルを自らに問う必然性がある。

 

 

ガウディの装飾 3 (窓)

 

創造の起源を放つ

 

「人間は何も創造しない。ただ発見するだけである。新しい作品のために自然の秩序を求める建築家は、神の創造に寄与する。故に独創とは、創造の起源に還ることである」

 

とはガウディの遺した言葉である。自然界の創造力に比べれば、人の造った人工物などは稚拙なものであることは確かである。自然界が創造した空気・水・海・大地そして動植物は数億年の時の中で循環形成され多様性を維持しながら秩序をもって存在している。そして創造の原理は有機質の動きと進化にある。現代建築の主要素材である、コンクリート・鉄・ガラスの無機質の建築や構造物は数百年の歳月には耐えられないだろう。しかし人は人工物に永遠の幻想を求め、自然界と対峙するのみで、自然への謙虚さを失い、自ら滅びへ向けて狂気しているのである。ガウディから学ぶべきは人は自然と同化し、生命創造の摂理と潮流のなかに還ることである。

 

 

ガウディの装飾 4 (螺旋階段)

 

凄しい情念を放つ


芸術は人の感情を表現したものである。中国の五情によると、人間の持つ代表的な感情を、

 

喜 (よろこび)

怒 (いかり)

哀 (かなしみ)

楽 (たのしみ)

怨 (うらみ)

 

の五つにまとめて表している。そして情念とはこれらの感情が複合化されたものであり、さらに理性的な理解を超えるものであり、自らのもつ情念を真に表現するときに常識とは異なる狂気が伴う。それは人の持つ日常的なものを捨て去る中に狂気迫る非日常の空間が現出される。その時空間に隠された凄しい情念を放つことによって、人に対する相互作用としての感動を生み出すことが可能になるのである。ガウディが創造した空間がもつ情念への理解は、自らのもつ情念のレベルによって理解され昇華され進化する。

 

 

ガウディの装飾 5 (塔)

 

光と闇を放つ

 

この世界は二面性によって成立している。生物には生があるからこそ死が訪れる。人には精神があってこそ肉体が生きる。そして空間には闇があるから光を感じることができるのである。宇宙から原子にいたる自然界の創造の原理は、プラスとマイナスの電磁的相互作用によって、引き付け合いそして反発し合う螺旋渦巻き運動の中で分子構造が形成され、ひとつの形態をもった物質として創造されているのである。そして自然界によって創造された光と闇の空間の中でしか人は空間を感じ取ることができないのであるならば、まず光と闇を与えくれた自然の原理に感謝しなくてはならない。

 

 

ガウディの装飾 6 (柱)

 

生命の躍動を放つ

 

宇宙空間のもつ永遠の時空間の中にあって、人は限られた時空間をもって誕生し、ひとつの生命の躍動を放ち、そして終焉を迎える。その繰り返される循環運動によって生じる微かな変位が次なる進化過程へと導いている。自然界に誕生したひとつの生命に使命があるとすれば、それは高次元への進化に少しでも寄与することである。そして生命の本質は動きであり、躍動であることを理解すれば、ガウディの生命の躍動を放つ高次なる時空間の知性を認識することが可能となる。

 

 

ガウディの装飾 7 (門)

 

多様性を放つ

 

自然界を見回せば多様性に満ち溢れている。そして無限ともいえる多様な形態と生物を生み出し、その試行錯誤のなかにひとつの確たる進化が創造されるという自然の摂理が存在する。しかし現代文明は支配のために多様性よりも画一的なるものを求めてきたために、本来進化すべき機会を逃してきたのかもしれない。未だに低次元の争いを繰り返す様相を観ると、人類が一向に進化していないことは明らかである。ガウディが多様性を生む自然の摂理を掌握していたことは確かであり、ガウディの多様な形態をもつ空間創造は、画一化に進む狂気の現代文明へのアンチテーゼであると理解する。

 

 

ガウディの装飾 8 (モニュメント)

 

進化への原理を放つ

 

人は限られた時空間の中にあっても進化していかなければならない。それこそがひとつの生命とした誕生した存在の意義と使命である。人が持つ精神と肉体の進化は自由な自然と同化することによって生れる。そして躍動する自由なる精神と肉体の中でこそ進化が可能であり、支配と抑圧された社会によって進化が断たれることを知らなければならない。ガウディの創造した空間には、生命の躍動する様相と進化への原理が表現されている。それは自由なる精神をもつ人にしか理解しえない領域が存在しているのである。

 

 

ガウディの装飾 9 (煙突)

 

自らの情念を放つ

 

―ポエム―

 

GAUDiよ

 

宇宙創造と生命創造の原理を解明しようとする飽くなき悲壮なる挑戦

 

沸き起こる衝動と慟哭なる意志を表現する空間創造

 

あなたの悲しき情念を纏う異形なる美意識は自然への憧れか怖れか

 

ああ、ガウディよ アントニオ・ガウディよ

 

狂気する世界にあって今まさにあなたの時空間意識が甦る時である

 

躍動する魂の進化構造が内在する遺された夥しい数の装飾と建築群

 

変わりなき光と闇の時空間に何を観るのか

 

創造された空間がもつ情念は自らのもつ情念のレベルによって理解されるだろう

 

高次元なる時空間に存在し進化する知性の探求に向かう孤独なる道程

 

そして私は今どこへ向かおうとしているのか・・・・・

 

GAUDiへ捧げる

 

勝手創千界への

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2013年

6月

09日

勝手創千界から世界へ

この世界が持つ多くの問題への解決は待っていては果たせない

より良き社会を目指して我が「勝手自由なる提案」を創り上げていく

そして「勝手創千界」の描く世界から解決に向けての一歩を踏み出す

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2013年

1月

01日

勝手にエネルギー論を構築する

人類の行く末は「エネルギー」を如何に獲得していくかである。

日本の社会も経済も「エネルギー問題」の解決抜きには語れない。

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2012年

10月

02日

新しいエネルギー開発に向けて

「水危機」と「エネルギー危機」が目前に迫っている。この二つの「危機」だけでも「人類の生存基盤」の危機である。 一刻も早く、地球と人類にとって安全・安心な「自然エネルギー」「再生可能エネルギー」の開発が求められている。

10年、100年先の「危機管理」として、今から行動しなければ遅いことは明白だ。

「消費社会」から「循環社会」「持続可能社会」「自然共生社会」「エネルギー自立社会」へ向けての「意識改革」と「構造改革」が重要である。

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2012年

7月

08日

新しい日本改造に向けて

国の言う「国民のための判断」が本当でないことが明らかにされているいま

国民の持つ価値観として、何が大事で何が大事でないかという判断や、ものごとの優先順位づけ、ものごとの重み付けの体系の価値判断から、3.11震災を契機にした「新しい価値観」と「国民全体の幸福度」についての「提言」が、いまこそ日本に必要である。

10 コメント

2012年

6月

04日

勝手に発想法を研究する

差し迫る「少子高齢化の縮小社会への突入」「産業の空洞化」「エネルギー問題」「雇用問題」「財政問題」等々・・・日本社会が抱える問題は多岐に渡るが、政治や行政や官僚に「問題解決能力」の欠如が著しい。

さらに日本の技術を支える産業界や学界の「研究開発機関」においても「劣化」が進んでいる。

今こそ「フロンティア精神」と「新しい発想」が連動して「革新的なイノベーション技術」を生み出していくことが必要だ。

6 コメント

2012年

5月

01日

自然エネルギーと共に生きる

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2012年

4月

07日

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まず、現状のまま進行した100年後の日本の未来を想定し、その想定社会状況から、今必要な「方策」を考えてゆく視点が必要ではないかと思っています。新しい視点が必要です。

「勝手創千界」による「勝手な発想」が「脳内停止」状態の人々に「インパクト」を与えなくてはいけません。

13 コメント

2012年

3月

11日

3.11震災から海上都市計画へ

3.11震災を契機として、日本という国家のもつ様々な問題点が明らかにされ、新しい国家像が求められている。たぶんこのままでは、さらに日本の解体状況は進んでいくだろう。ラブーン海上都市計画がひとつの方向性を提示できればと思う。

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2012年

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19日

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3.11震災からの新しきまちづくりとして「勝手に復興計画 in 石巻」を発進いたします。

6 コメント

2011年

12月

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ホームページ開設

3.11震災以降、如何にすれば「津波につよいまち」が可能なのか?考えてきました。

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