ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶ

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー1

 

「ヴィクトルは、現在の人類文明は自然の創造的エネルギーを破壊するものなので、社会には暴力がはびこり、堕落が進むことになるだろうと予言している。自然が私たちに何を求めているかに耳をすませるなら、見た目にも明らかに悪化した状態をもとに戻し、少しずつ人類社会にバランスを取り戻し、やがては自然と歩調を合わせて生きていけるようになるのだろうか?」

 

 

 

渦と脈動のエネルギーや空気と水から直接エネルギーを作り出す発電機(自然界がつくるフリーエネルギーを再現した「内破 implosion」理論)は、

次なる「フリーエネルギー」の核心になる。

 

 

 

自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察

 

内容紹介

 

◆自然界の水の波動とフリーエネルギー----

知られざる「神秘のナチュラリスト」の思想と技術を初紹介。

自然は、「生きている水」の渦と脈動のエネルギーから生命を生み出す----

「水の魔術師」と呼ばれ、数々の驚異的な自然エネルギー技術を考案したヴィクトル・シャウベルガー(オーストリア、1885-1958)の、人物・思想・技術的アイデアを初めて紹介。

 

彼が自らのフリーエネルギー技術で作った、いわゆる「ナチスの空飛ぶ円盤」型航空機や、東洋の陰陽思想や気の概念に通じる独自の生命エネルギー(エーテル性)理論に基づいた水の浄化や土壌の肥沃化、有機農法のアイデア、廃熱・廃棄物ゼロの発電法など、知られざる自然学の巨人の驚くべき全貌に迫る。

 

◆水の特異点「4℃」が鍵となる自然のダイナミックな動き

◆自然界の水は渦を巻き、脈動する「生きた存在」である

◆自然界がつくるフリーエネルギーを再現した「内破 implosion」理論とは?

◆生命力を増幅させる自然のデザイン=「卵型」の不思議

◆父なる太陽の光が、母なる大地をエネルギー的に受胎させることで生命が生じる

◆自然界のエネルギーは求心的で、廃熱や廃棄物をいっさい出さない

◆樹木は生命エネルギーのコンデンサー(蓄積装置)である

◆植物の成長と、河川・土壌の活性化をはかる生命エネルギー技術の数々

◆自然を破壊すれば人類の精神は退廃する:未来への予言

 

抜粋

 

序 章 

 

「私にはもはや自分の心がない。自分の考えすらない。ここまでいろいろやってきたが、私にはもはや何も残されていない。私には未来がないの」

 これはオーストリアのであるヴィクトル・シャウベルガーの言葉である。彼は、エネルギーレベルで自然がどのように作用しているかを私たちがまったく知らないがために地球環境の神聖性が奪われていることを示すために、一生を捧げたエコ・テクノロジー(自然と調和する技術)の先駆者だった。彼は、人類は、自然を意のままにしようとするのではなく、謙虚な心で自然を探求し、学ぶことから始めるべきであるという信条をもっていたが、これは世の中には受け入れられにくいものだった。私たちがエネルギーを生産し、消費する方法は、人類の将来を危機に追いやってしまっている。ヴィクトルがめざしたのは、非効率で汚染を生み出す中央主権的なエネルギー資源と動力源に頼らざるを得ない状態から人々を解放することであった。

 ヴィクトルは悪夢のような厳しい追及に疲れ切り、テキサスから故郷へ戻る飛行機の中で息子のヴァルターに悩みを伝えていた。自ら開発していた新エネルギー、浮揚力、燃料不要の飛行法が可能であることを実証する装置の秘密を引き出そうと詰問されていたのだ。その五日後の一九五八年九月二五日、彼はオーストリアのリンツで失意のうちに生涯を閉じる。父子は、ヴィクトルの謎めいた研究(第章を参照)の秘密を渡すよう彼を説得するために、おそらくCIAと原子力発電関係者がからんだアメリカの「コンソーシアム」(共同事業体)が立案した、野心的だが問題のある計画に携わっていた。一九四四年に、ヴィクトルは命を脅かされながら、第三帝国のために「空飛ぶ円盤」計画を進めることを強いられていた。この兵器の開発が二年早く開始されていたなら、戦況はドイツ軍優位になっていた可能性もある。

 ヴィクトルは、オーストリアの未開のアルプスで森林監視員として働いていたときに、流れの速い渓流の水を詳しく観察して着想を得た。持ち前の鋭い観察力によって独学で技術者となり、やがて、自然が使う内破(implosion、爆縮)的作用、つまり求心的動きを通じて従来の発電機の一二七倍ものエネルギーを引き出す方法をつかむ。一九三七年には、音速の約四倍、一二九〇メートル/秒の推力を生じる内破エンジンを開発していた。一九四一年、ドイツ空軍大将エルンスト・ウーデットから、ドイツで悪化しつつあるエネルギー危機の解決に手を貸してくれるよう依頼を受ける。だがウーデットが死亡し、その後の連合軍の爆撃によって工場が破壊されると、研究は中止される。一九四三年にハインリヒ・ヒムラーが戦争捕虜からなるエンジニアチームとともに新たな秘密兵器システムを開発するよう命じると、ヴィクトルには従う他選択の余地はなかった。

 ヨーロッパで戦争が終結する直前に決定的な実験が行なわれた。一九四五年二月一九日にプラハで空飛ぶ円盤が打ち上げられ、三分間で高度一五〇〇〇メートルまで上昇し、時速二二〇〇キロを達成したのであ。五月六日にはその改良型が打ち上げられる予定だったが、その日にアメリカ軍が上オーストリアのレオンシュタインの工場に到着する。ドイツ軍の崩壊に直面した陸軍元帥カイテルは、プロトタイプをすべて破壊するよう命じたという。

 ヴィクトルはウィーンのアパートから比較的安全なレオンシュタインに移っていた。そうするうちにロシア軍が東から侵攻してきてウィーンを占領すると、ソヴィエトの特別調査チームはヴィクトルのアパートをくまなく探し、重要論文とモデルをもち去り、アパートを爆破した。

 連合軍は、ヴィクトルがこの秘密兵器の開発に関わっていたことを熟知していたようである。戦争終結時に、米軍特殊部隊はレオンシュタインのヴィクトルの家にあった装置をすべて没収し、事情聴取のために彼を九カ月にわたって「アメリカ保護拘置所」に収容する。特殊部隊はできるだけ多くのドイツ人一流科学者を詳細にリストアップし、アメリカの産業と軍事研究を飛躍させるために多数の「敵国の」科学者を連れ帰っていたが、アメリカ側はヴィクトルの一風変わった科学を理解することができなかったらしく、彼を釈放している。アメリカ人はヴィクトルに「原子力エネルギー」の研究をしないよう命じたが、そのおかげでヴィクトルは夢だった燃料のいらない動力の研究が自由にできるようになった。

 そのあと九年にわたってヴィクトルは自分の内破研究を続けることができなかったのだが、これは自らの財力ではきわめて進んだ装置に必要となる高品質の材料を購入することができず、スポンサーもいなかったためである。さらに、ドイツのナチス親衛隊に強制されて戦争のための機械を設計したことに対する拭いがたい悔恨もあったのかもしれない。彼は本質的に平和の人であり、何よりも人類が自由になるように役立ちたいと願っていたのだ。そこで彼は地球をもっと肥沃化しようと、実験的に銅性の鋤刃を開発する(第16章参照)。

 

浮揚力と無抵抗の動き

 

 このような一風変わった人生航路は、かつて第一次世界大戦後にヴィクトルが民間人の生活に戻り、山で働くことになって始まったものだった。手つかずの自然での経験は彼の人生を変えるものとなった。そのような、人類の進路を永遠に変えるために孤独な道を歩むきっかけとなる経験の一つを彼はいきいきと描いている。

 

早春の、月明かりの照らす産卵期の夜だった。危険な密漁者を捕まえようと滝のそばに座って待ち受けていたところ、何かがすばやく動くのに気づいた。だがそれが何なのかほとんどわからなかった。透き通った水面に落ちた月光は、よどみにいる大きな魚の群れの動きをことごとく照らし出していた。突然、下から大きな魚が滝に対峙するかのようによどみに入って来ると、群れは散り散りになった。その大きな魚は、他のマスを追い立てるかのように体をすばやくくねらせながらあちこちを激しく泳ぎ回った。

 その後、大きなマスは突如、溶けた金属のような光沢をもって落ちる巨大な滝の水流の中に消えた。円錐状になった水の流れの下で、一瞬、魚が激しく回転するように舞っているのが見えたが、そのときは、いったいどういうことなのかわからなかった。マスが回転をやめると、みじろぎもせずに上に浮き上がっていくように見えた。滝の下の上り口のところまで来るとマスは体を翻し、自分を強く押し上げて行くような動きで、滝の上部の向こうまでさかのぼって行った。そして速い流水の中で力強く尾を動かすと、姿を消した。

 私は考え込みながらパイプにタバコを詰め、吸い終えるまでゆっくりと家路を歩いた。その後もたびたび同じような、マスが高い滝を跳ね上がる動きを目にした。数十年にわたり、一本の鎖に輝くいくつもの真珠とでもいうべき同じような経験を重ねたあと、私はある結論に達したといっていいだろう。だがこの現象を説明できた科学者はいなかった。

 うまく光が射していれば、滝のヴェールの中に中空のチューブ状の「浮揚性の流れ(levitaional current)」の通路を見ることができる。これは水がごぼごぼ音を立てて排水溝に流れ込んでできる渦巻きの穴と似ている。この渦巻きは下向きで、吸引力を増しながらあらゆるものを深みに引きずり込む。このような渦巻き、つまり水の竜巻が上へと垂直に生じている状態を思い浮かべてもらえれば、浮揚性の流れの動きをイメージし、マスが落下軸の中を浮き上がっていくようにみえる様子がわかるはず。

 

 ヴィクトルは川で何時間も魚を眺めていることがよくあった。マスが速い流れの中でみじろぎもせずに静止し、警戒すると何の前触れもなく、流れに沿って下流に流されるどころか、上流に泳ぎ去ってしまう姿に惹きつけられた。水のエネルギーポテンシャル〔潜在的に利用可能なエネルギー量〕には温度が重要であることを家族から教えられていたことから、ヴィクトルは実験を思い立つ。一〇〇リットルの水を同僚に温めてもらい、自分は流れの速い川に立ち、その上流約一五〇メートルのところから合図とともに注いでもらった。観察していたマスが興奮し、すぐに、尾ひれを激しく動かすかいもなく、速い流れの中にとどまっていることができなくなった様子に彼は注目した。わずかだが平均水温が異常に上昇し、それによって水流が乱れたことがマスの静止能力を損なっていたのである。この不思議な現象を説明してくれる教科書はないかと探しても、見つけることはできなかった。

 彼はこのマスのエピソードを、自らの思想形成にもっとも影響を与えたものとしてよく引き合いに出しているが、それは温度と動きが彼の理論と発見の源泉だったからである。その後、空気と水から直接エネルギーを作り出す発電機を開発したときに、この教師役に敬意を表して「トラウト〔マス〕・タービン」(二一、三二七~三二八ページ参照)と名づけるが、これがあとに「内破マシン」と呼ばれるようになるものだった。

 

屈せざる者

 

 ヴィクトル・シャウベルガーは、ガリレオからマックス・プランクにいたる過去の先駆者がそうであったように、「専門家」からは疑いの目で見られ、批判を受けた。彼は、人類が神の役割を力ずくで奪い、環境を破壊することによって、自らの天命、過去から受け継いできたものを裏切っているのだと主張した。また人類がまっしぐらに自滅への道をたどっているのを見て取り、およそ三〇年のうちに気候は生存に適さなくなり、食糧源は枯渇し、飲むのに適した水はなくなり、病、悲惨、暴力がはびこるようになるだろうと予言した。

 従来の科学者はどうして道を間違ったのだろうか? 自然が働く様子を注意深く観察しなかったためである。そうしていたなら、ヴィクトルのように自然の法則を定式化してそれに従い、人類社会を環境と調和のとれたものにできたはずである。彼がよく言っていたように、「自然を理解し、真似る」ことが重要だったのだ。現代の科学者はそうはせずに、人類は自然より上位に立ち、何ら影響を被ることもなく地球の資源をやりたいように搾取できると考えているのだ。

 ヴィクトルは人類の技術がどこで間違ったかをはっきり示している。事態を立て直すためにはどこから手をつければいいのだろうか? もちろん、今のやり方をまったく逆にすることからだ。それには私たちが根本的に生活観を変え、一人ひとりが社会に大きな変革をもたらすよう努力することが絶対的に必要となる。共通の目的のために多くの人間が団結することによって、はじめてこのような変化を起こすことが可能となるのだ。

 彼は主流科学を、傲慢で群れたがりの本能に基づくものだと批判した。また科学者についても視野が狭く、ものごとのつながりを見抜けないとこき下ろしている。ヴィクトルは、今日、私たちがよくやるような、世界の悲惨さの責任を政治家たちに求めることはしなかった。政治家というものはそもそも日和見主義であり、制度の手先であると考えていたのだ。ヴィクトルが世界を危険な状態にしたと責める相手は、自身の敵、彼の言うところの「技術・学術界」の科学者たちであった。

 預言者や先駆者の存在は、どんな分野であれ、必然的に既存の体制にとっては異議申し立てに映る。彼らが、現状からうまみを得ている人間たちの利益を脅かしかねないからである。関わってくる利害が大きいほど誹謗中傷の声は大きくなるようである。このように、おそらくもっとも排他的で傲慢な学問分野として、科学は歴史を通じてコペルニクスやケプラー、ガリレオ、現代では生物学の先駆者、ジェームズ・ラヴロック、ルパート・シェルドレイク、メイワン・ホーにいたる偉大な改革者の足を引っ張ってきたのである。

 途中までしか教育を受けていなかったにもかかわらず、あるいはおそらくそのために、ヴィクトルにはつねに知識に対する大きな渇望があった。徹夜したり、あらゆる種類の、とくに難解な種類の本を大量に持ち込むことが妻の目には家庭を乱すものに映った。ヴィクトルが、自分は天命を受けているのだと感じていたことは疑いない。それは、ヴィクトルが、夢うつつで書いた文章を、われに返ったあとに読んでひどく驚くことがしばしばあったことからも明らかである。

 ヴィクトルは揺るぎない自信をもっており、自身の理論は実現させることができると心の底で確信していたため、当然のように正統科学界とは終生闘い続けることになった。ヴィクトルの思想の研究家カラム・コーツは、ナチス時代に彼が謀略に巻き込まれるのを幸運にも免れたエピソードを記してい。だが彼には力強い支援者もいた。いずれも欲得でなびいたり嫉妬に揺れたりしない、独立した精神をもった数少ない科学者である。その中の一人、スイス人のヴェルナー・ツィマーマン教授は著名な社会運動家であり、エコロジーを編集方針とする雑誌「Tau」にヴィクトルの論文を載せたこともある。ウィーン大学の物理学教授、フェリクス・エーレンハフト(三三八ページ参照)は、ヴィクトルの内破マシンに関する計算を手伝っている。三人目のフィリップ・フォルヒハイマー教授(一四二ページ参照)はとても忠実な友人で、学者として世界的な名声のある人物だった。

 ヴィクトル・シャウベルガーについては、水に関する独創的アイデアを思いついた人、あるいは「生きている水」が内包する莫大なパワーを動力源に利用する省エネルギー装置を作った人としてしか知らないという人がほとんどだろう。たしかにその業績は根本的で重要なものであり、エコロジーの先駆者としてのヴィクトルの評価を裏づけるに足るものであった。だが私たちには、人類が地球に与えた損傷を回復するという、よりスケールの大きい難問があり、その懸念を解消するため、自然がどのように働いているのかという一段広いヴィクトルの世界観を示すことが必要になってくるのである。

 ヴィクトルの息子ヴァルターは、父と違って科学の正式な教育を受けており、一時、大学で物理学の講師もつとめ、父の着想が主流科学にとっても理解しやすいものとなるように精力的に活動した。一九五〇年にイギリスの多くの一流大学を講演して回り、一流科学者の何人かに父の物理学をどう思うかと訊ねたところ、ヴィクトルの理論は非常に説得力があるということで彼らの意見は一致した。問題は、「世界のすべての教科書を書き換えなければならなくなる」のではないかということだっ(三四一~三四二ページ参照)。

 

もう一つの世界観

 

 ヴィクトルは主流科学界からの悪意に大いに苦しめられた。ヴィクトルが科学界に対したえず不満を漏らしていたために、彼のもっとも重要なメッセージは見えなくなってしまっている。そのメッセージは、科学界の傲慢自体よりもはるかに重要なものである。そのメッセージとは、私たちの文明全体が、どこまでも世界を物質的にとらえるという世界観に囚われてしまっているということである。私たちは、一見やりたいことを自由に何でもできるという興奮、多くの富と娯楽をわがものにできるという魅力のとりことなっている。現在の科学はこのような世界観の産物にすぎないのであり、哲学、教育、宗教、政治、医学もそうなのだ。陰謀説にするまでもなく、私たちの社会のあらゆる側面が、世界の秩序と生態系の崩壊につながる重大な間違った思い込みから痛手を被っていることがわかるはずである。

 真の問題は、一七世紀後半の知的運動、つまり啓蒙運動とその科学版である理性主義が人類社会に大きな裂け目を作り出してしまったことにある。哲学者ルネ・デカルト(「我思うゆえに我あり」で有名)の責任は重大である。この運動によって、人間は自分を偉いものと勘違いし、人間性という概念を自然から切り離す発想が生まれ、あらゆる自然現象を的発想〔基本的原理によって具体的な事物を理解する推論手法〕で解釈するようになったのである。その結果、経験と思考が、感情と理性が切り離されることになってしまった。私たちの文明では科学的決定論が幅をきかせているために、直感的なものの見方はうさんくさく見られるが、社会のあらゆるレベルで、自分の直感に正直でありたいと望み、理性主義は実は「大いなる迷妄」だと感じている人のあいだに、新たな覚醒が起こりつつある。

 私たちは、従来の、一般に認められている現実には収まりきらない経験を日々重ねているものだ。たとえばちょっとした偶然の一致、虫の知らせ、人、状況、場所が発するさまざまな「雰囲気」の感覚、思考が行動に与える影響、ペットとのやり取りなどである。そんなことを気の合う仲間と話していると、自分たちが共犯者で、思想警察が捕まえに来そうなタブーについて話し合っているように思えてくる。このような現象は、「心霊」体験のような、ピントの外れたものと片づけられるのがせいぜいのところだろう。自分たちの生活の大切な部分を「意味あるもの」にする方法や枠組みがないがために、私たちは道に迷ってしまったのだ。そんな経験は従来の通念では扱えないものなのである。

 ヴィクトル・シャウベルガーは、理性主義の制約にとらわれない自然のプロセスの研究を、科学的に検証可能な枠組みにあてはめた先駆者の一人である。彼は、科学的、宗教的、哲学的な独断に陥ることなく、先に挙げたような経験も扱える「」の世界観を描くことによって、世界における人類の位置についての理解の枠を広げた。自然の働き方を理解することで、私たちは自分の経験をはるかに広く、より刺激的な世界観に結びつけることができるようになるのである。『沈黙の春』(邦訳、新潮社)によって環境運動の先駆者という評価を得ているレイチェル・カーソンは、多国籍企業を相手に闘う勇敢な女性だった。ヴィクトルは従来の世界観に立ち向かっているという意味でさらに勇敢なのだ。

 変化を実現するためには、世界の見方(環境政策を含む)を根本的に変える必要がある。ヴィクトルの警告の正しさは証明されただろうか? 彼の早すぎる死から四五年以上がたつが、その予言の多くは、彼が見越したよりも早く現実のものとなっている。二〇〇一年九月一一日以前には、環境に配慮しようとする機運は、ゆっくりとではあっても定着していくだろうという希望が多少なりともあった。人類が地球の大気のバランスを危機的なまでに崩したこと、また人類の優先順位を早急に消費から持続に変える必要があることについて認識が広がりつつあった。今や時計の針は三〇年分逆戻りし、破局的な気候変動を回避するために避けて通れない二酸化炭素排出量削減の実施などについて、合意することすらできないありさまである。

 ヴィクトルの認識は、人類の文明がどこで間違ったかを理解するための重要な手がかりであり、としての人類の未来は、彼が再発見した自然のプロセスとのつながりを取り戻せるかどうかにかかっていると私たちは感じている。だから自然がどのように働いているのか、人類社会がどこで間違ったかについてヴィクトルが考えたことを二一世紀の文脈でとらえ直し、彼の洞察から何が学べるかを考えるべきなのである。

 私たちが現在置かれている状況を語った次のコメントに見られるように、ヴィクトルは彼ならではのやり方で人類文明を批判している(『我らが無益な骨折り----世界の危機の源 Unsere sinnlose Arbeitム Quelle der Weltkrise』、一九三三年)。

 

人間には何でも自分に引きつけて考える癖がついてしまった(人間中心主義)。その過程で私たちは、真実とはとらえがたいものであること、そしてその真実について、無意識のうちにたえず形式化を行なおうとする頭脳が判断を下していることがわからなくなっているのだ。あとに残されるのは、ほとんどが苦労のすえに脳に刻みつけられたようなものであり、私たちはそんなものにしがみついているのだ。邪魔されることなく、自由に思考を羽ばたかせるにはあまりにも悪条件が多い。このため、この手の理解から生じる活動は必ず排泄物をこねくり回すようなものになって、その臭気は天まで立ちこめてしまう。なぜなら、そもそもの活動のおおもとがすでに腐っているからだ。こんな具合にあらゆるところであらゆるものが間違っているのも、驚くにあたらない。真実は、全知全能の自然のうちにだけ存在するのだか。

 

 ヴィクトルは、現在の人類文明は自然の創造的エネルギーを破壊するものなので、社会には暴力がはびこり、堕落が進むことになるだろうと予言している。自然が私たちに何を求めているかに耳をすませるなら、見た目にも明らかに悪化した状態をもとに戻し、少しずつ人類社会にバランスを取り戻し、やがては自然と歩調を合わせて生きていけるようになるのだろうか?

 しかし、自分たちが物質的な達成の頂点にいると思うような傲慢さの中でも、人類の魂は再び覚醒しつつあり、自分たちが生まれてきた自然とのつながりを取り戻すべきだという強い欲求が再び生まれつつある。本書の目的はこの流れを強め、育むことにある。

 

「自然の科学」に向けて

 

 イギリス国民の大多数は食物の遺伝子組み換え(GM)に反対しているが、これはGMが自然に反するものであることを心の底で知っているからである。GMを普及させる政策は、言いなりになる政治家を味方につけた大企業が利益を上げるために推し進めているものである。GMを正当化しているのは何よりも、自然というものは、人類が当然手にできる利益のために操作し、搾取するために存在しているのだという実利主義的世界観をもつ科学なのである。明らかに説明責任は問題とされないのだ。

 二〇〇三年にイギリスでGMをめぐって全国的に議論が行なわれたが、そこで明らかになったのは、人類が地球に対してやりたい放題をできるという考えの傲慢さに多くの人が深く懸念を抱いているということである。だが人々には反論するために拠りどころとすべき科学がないのだ。必要とされているのは、現在、学校や大学で教えられている、方向を誤った科学にとって代わる「」なのである。地球には全能なるものとしての自然が存在しているという、ホリスティック(全体論的)な視点に立って事を進めていく必要があるのだ。自然の法則は人類をも支配しているのだが、私たちはそれを軽んじて自分たちの立場を危うくしている。自然とは、私たちが謙虚な心で共存することを学ぶべき対象なのである。

 こうした自然の法則とはどんなものなのだろう? どうすれば人類の立場と、人類に求められていることが何なのかを知ることができるのだろう? ヴィクトル・シャウベルガーは優れた「自然の科学」の教師であった。ほとんど誰もやっていないことだが、彼は、意識の進化の核心にある驚くべき、そして複雑なプロセスによって、自然の働きを描写し、説明しているのである。

 現時点で彼のことを知っているのは、環境問題、有機栽培、代替エネルギー源の開発に関心の高い、ホリスティックな意識をもつ少数の人たちだけである。ヴィクトルについて書かれた文献は、あまり興味のない人には読み進みにくいものも多い。本書はカラム・コーツがヴィクトルの研究について記した独創性に富んだ書物『生きているエネルギー----ヴィクトル・シャウベルガーの理論に関連した諸概念の解説』(Living Energies: An Exposition of Concepts Related to the Theories of Viktor Schauberger) 』を参考にしている。

 現在人類が置かれているエコロジー的苦境を理解しようとするときに、ヴィクトルの洞察がいかに不可欠なものなのかをより多くの読者の方に知っていただくために、専門的になりすぎないようにした本書が役立つことを願っている。新世紀を迎えた今、非常に限定的で欠点だらけの機械論的・決定論的な世界観と、スピリチュアルな要素をも含んだ全体が驚くべきかたちで、たがいに精妙につながりあっているというホリスティックな生命観とのあいだで、激しい思想的対立が生じることになるだろう。

 

著者について

 

【著者紹介】

アリック・バーソロミュー(Alick Bartholomew)

ケンブリッジ大学で地質学と地理学を専攻した後、シカゴ大学の大学院課程を履修。アメリカで編集者として、レイチェル・カーソンの名著『沈黙の春』の刊行に携わる。20年以上にわたりヴィクトル・シャウベルガーの業績の研究を続け、その成果を本書にまとめる。

 

【訳者紹介】

野口正雄(のぐち・まさお)=1968年京都市生まれ、同志社大学法学部卒。医学関係をはじめ自然科学系の文献の翻訳に従事している。京都市在住。

 

 

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー2

 

http://www.rakuten.ne.jp/gold/toolbox/pks-detail.html#h3-viktor

  

 

ビクトル・シャウベルガー

 

 

ビクトル・シャウベルガー

 

(1885生-1958没)先見性に溢れ、古い思考に囚われない生態学者であり発明家でもあった。

 

ビクトル・シャウベルガーは、水資源や森林・農地の過度の開発に警鐘を鳴らした初期の欧州の自然学者の一人です。1949年、彼の息子ウォルターと伴にオーストリアで最初の自然保護団体「Gruner Front(緑の戦線)」を設立しました。とりわけ原子力や森林伐採、河川の堰止や流路操作に激しく反対しました。
数十年に亘ってシャウベルガーは様々に関連する課題に献身的に取り組んできました。それらは自然界における水循環の仕組みであり、森林管理と酸性雨被害であり、農業とその収穫高であり、自然界に存在するエネルギーの自律的調和の問題でした。
その実用面での驚くべき成果にも拘わらず、シャウベルガーの理論は非常に多くの批判を受け反対されました。そのような時でも彼は独力で河川を本来の自然な状態に戻す運動を推進しましたが、今やそれは世界中から支持される潮流となっています。

我々は自然に関心を寄せて答えを求め、自然と調和して生きることを学ぶべきである」と云う彼の信念は、彼の時代にそうであったように今日でも有効です。彼の理念が持つ影響力はかつてないほど強まっています。

ピタゴラス・ケプラー研究所(The Pythagoras-Kepler-School:PKS)はシャウベルガーの研究成果の管理者として活動を続けており、彼の着想を現実化する事業に携わっています。近年彼の業績は、セミナーの開催や研究成果の出版を通じて、より多くの人々に知られるようになってきました。更に最近では彼の銅理論を実用化したPKSガーデンツールによって広く知られています。
園芸作物の品質は土壌の配合組成に大きく依存していますが、PKSガーデンツールの狙いはその生育条件を改善することにあります。

 

 

ビクトル・シャウベルガー年代記1885生 -1958没

 

1885 ビクトル・シャウベルガーは6月30日、上オーストリア州Muhlviertel地方のHolzschlagで生まれる。
1914 長男ウォルターが生まれて間もなく、兵役に招集される。
(第1次世界大戦 1914-1918)
1919 下級森林管理人、上級森林管理人、狩猟監督官。1920年から24年まで上オーストリア州Kirchdorf/Krems区のBrunnenthal/Steyrling森林・狩猟区で主席管理人を務める。
1922 自然観察から着想を得て木材の浮揚搬送設備(材木用水路log flumes)を設計・建設、木材搬送コストを10分の1に低減した。同年Wildmeisterに昇進。
1924 木材浮揚搬送設備の帝室アドバイザー
1926 Neuberg an der Murz/Styriaで木材浮揚設備を設置。材木用水路内における木材選別に関する最初の特許を申請。
1928 オーストリア、ユーゴスラビア、ブルガリアで更に多くの浮揚設備を建設。
1930 Neubergの材木用水路を取り扱った映画「運ぶ水(Tragendes Wasser)」を製作。
1931 水から直接電気エネルギーを取り出す実験を行う。
毛細管現象研究(Water Capillary Research)/ケルビン水滴発電機(Kelvin Generator)
1932 純水の製造;水を原料とした燃料の製造
1933 最初で唯一の著作「人類の無意味な労苦Unsere Sinnlose Arbeit(Our Senseless Toil) 」をウィーンで出版
1934 ヒトラーと会談、農業・林業・水工学の基本原理について話し合う。シャウベルガーはドイツ帝国のために働くことを拒否した。
1935 「空気タービン」と「液体及び気体搬送の仕組み」の二つの特許を申請。
1937 シーメンスの為に製作した「冷気暖房機(warmth-cold machine)」が不正規の試験中に融解。
1938 息子のウォルターに指示して、毛細管現象研究(Water Capillary Research)(ケルビン卿の水滴落下実験)を再現する。最大20,000ボルトの電圧に達する。
1940 反重力円盤(Repulsine)をウィーンで製作。
1941 ウィーン技術者協会の策謀により、MauerOhlingの精神病院に強制的に収監されナチス親衛隊(SS)により継続的に監視される。
アウグスブルグにおいてメッサーシュミットと伴にエンジン冷却装置の開発に携わる。設計士ハインケルと航空機エンジンに関して書簡を交換する。
1943 脈動式機関(Repulsine)の開発を推し進める。目的は潜水艦用エンジンの開発である。
1944 ウィーンのRosenhugel技術工学院において「反重力円盤(Repulsator)」の開発を継続する。
1945 上オーストリア州のLeonsteinに移動。シャウベルガーは「Klimator」の研究に着手。
終戦後、占領米軍による査察の結果、彼の研究装置と資料はすべて押収された。
1947 ザルツブルグにおいて「水質浄化装置」の建設を進める。
1948 ザルツブルグのローゼンベルガー社と土壌耕作器具(黄金の鋤)の製造について協力する。
1950 「銅製の土壌耕作器具」に関する特許を取得。
1952 シュツットガルトの技術大学(Technical College)で渦状管の実験を行う。この実験においてシャウベルガーは、管の材質と管の形状の相違が様々な液体の摩擦力に影響を与える、と云う彼の理論を証明した。リンツの農業研究所においても銅製の鋤について更なる実験が行われた。
1954 渦状吸引装置の開発を進める。この装置は、制御系の欠陥により初回実験の際に崩壊した「Heimkraftwerk家庭用発電機」の中心的装置である。
1955 Leopold Brandstatterの著作Implosion statt Explosion (Implosion instead of Explosion)が出版される。
1957 チロルのスワロフスキー社と協力する。家庭用発電機の製作。回転数の制御に関する問題を克服出来ず。
1958 米国の企業共同体より「内部崩壊エネルギー」の実用実験に対する資金援助の申し出があった。息子のウォルターを伴いテキサスを訪問。共同体側と深刻な係争に陥る。シャウベルガーはそれ以降の内部崩壊に関する研究はすべて米国側に属することを認める覚書に署名せざるを得なかった。すべての研究資料、模型、機器類を米国に残して帰国した。
  オーストリアに帰国して5日後、9月25日にビクトル・シャウベルガーは死去した。

 

ビクトルの子供たち


Walter(ウォルター),
Margarete(マルグレーテ),
Huberta(フベルタ)

 

 

 

PKS(ピタゴラス ケプラー システム)

 

ビクトル・シャウベルガーは森林管理人、自然科学者であり且つ発明家。
林業、農業、水力工学、水質浄化及び自由エネルギーを含む様々な領域に及ぶ発見を行い、広範囲に亘る領域で業績を残した。

Salzkammergut(ザルツカンマーグート)地域のBad Ischl(バートイシュル)近郊のEngleithenにあるVilla Rothsteinを舞台に、数十年に亘ってこれら全てに及ぶ調査研究を続けている。 (情報はPKS - general planで見ることができます。)

 


ザルツブルク市の東、オーストリアを代表する景勝地。標高500〜800メートルの高地で、大小数多くの湖水が点在し、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台として世界に知られています。

(写真はヴォルフガング湖)


ザルツカンマーグート地方では最大の町で、温泉保養地として有名です。フランツ・ヨーゼフ皇帝の別荘(カイザーヴィラ)や夏のオペレッタ・フェスティバルが名高いスポットです。(写真はBad Ischlの市街地)

 

ビクトル・シャウベルガーの著作物はもともと彼の息子であるウォルター・シャウベルガー(数学と物理学の学士である)によって管理されていたが、現在は近親者によって管理されている。

ウォルター・シャウベルガーは鋭い自然観察に基づく彼の父親の発見の更なる教育と研究に深く携わっていた。彼はこれらの概念をピタゴラスとヨハネス・ケプラーの調和理論により導き出した。

これらの偉大な科学者に敬意を表して、ウォルター・シャウベルガーはEngleithenにある研究所をピタゴラス ケプラー スクールと名付けた。そして彼らが行う組織的な研究活動を、ピタゴラス ケプラー システムと包括的に称している。

 


EngleithenにあるVilla RothsteinがPKS財団の本部です。ここではヴィクトル・シャウベルガーの研究の成果の展示とセミナーを開催している。

 

 


渦巻きのエネルギー構造を示した立体を天井まで使ってディスプレーされています。

 

 


Villa Rothsteinの1階に銅製ガーデンツールを製造販売するPKS BRONZEの事務所と倉庫があります

 

 

ビクトル・シャウベルガーの思想である

 

我々は自然に関心を寄せて答えを求め、自然と調和して生きることを学ぶべきである」

 

次なる「フリーエネルギー」の根本思想として確立する

 

 

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー3

 

自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察

 

【目次より】

 

序章

浮揚力と無抵抗の動き/屈せざる者/もう一つの世界観/「自然の科学」に向けて

 

●第1部●もう一つの世界観

 

第1章・ヴィクトル・シャウベルガーの先見性

水の魔術師/木材運搬用の水路/生命の源としての水/「動き」がもっとも重要/「温度」が支配する/進化/バランス/内破(爆縮)/先見性の人

 

第2章・さまざまな種類のエネルギー

自然の微細なエネルギー/ヴィクトルの世界観/なぜヴィクトルの思想はミステリーなのか?/エネルギーの諸段階/創造的進化の鍵となる渦巻き/創造的プロセスとしてのエネルギー/霊的な科学/異なる次元/「オクターブ」を変える

 

第3章・対極物の吸引力と反発力

肥沃化をもたらす存在としての太陽/自然の原動力としての極性/対極物が作用し合ってバランスをもたらす/重力と浮揚力

 

第4章・自然界のパターンと形状

共鳴としての音/共鳴は質に関わる/植物には知覚と記憶がある/振動と物理的形態/パターンと形状/動きに見られるパターン/太陽系に見られるリズム/二つの幾何学系の対決/神聖幾何学/黄金分割/卵形の魔法

 

●第2部●この世界はいかにして機能しているのか

 

第5章・自然なエネルギーの生産

現代の技術の非効率性/エントロピーとエクトロピー/科学的「法則」/エネルギーの汚染/目の前にある選択肢/エネルギーが質を決める/創造的なエネルギーの渦

 

第6章・動きバランスのための鍵

人類の使う間違った種類の動き/「原初」の動き/動きの種類

 

第7章・大気と電気とのエネルギー的関係

地球の大気/電気/地球のバイオコンデンサー/エネルギーの蓄積装置としての地球/「エレクトリシズム」と磁気/嵐、水蒸気、気候

 

●第3部●水:生命の源

 

第8章・水の性質

水の記憶/水の創造/水の特異点/さまざまな水の性質/川はいかにして自分を守っているのか/温度勾配

 

第9章・水循環

完全な水循環/半水循環/温度勾配と栄養供給

 

第10章・泉の形成

泉の崇拝/湧出泉/真の泉/湧き水はどのようにして上昇するのか/海からエネルギーを生産する

 

第11章・川の生命性

川のさまざまな段階/水の温度と動き/正の温度勾配を作り出す/川で生じる渦巻きの種類/創造的エネルギーの源としての渦巻き/川の湾曲部の形成/従来の河川工学/水力発電

 

第12章・生きた水の供給

減少し続ける水の供給量/利益のからむ水/現代の水の処理法/水の記憶を変容させる/管状の水の動き/水道管の材料/シュツットガルトでの実験/血液の循環/水の保存法

 

●第4部●樹木という生物

 

第13章・森林の役割

森林の進化/森林の破壊/ある教訓的物語/熱帯雨林/林業/単一栽培の不毛性/生物多様性/森林のエネルギー

 

第14章・樹木という生物とその性質

生物圏の中の樹木/樹木の形態/樹木と人間その共生関係/樹木と色彩/樹木の物理的性質/樹木の分類/光を求める木、蔭を求める木/光が促す生長/人間による破壊/光合成の重要性/未成熟な水/水の成熟

 

第15章・樹木の代謝

樹液の動き/樹木の中の温度勾配/「バイオコンデンサー」としての樹木/根系/土壌と栄養

 

●第5部●自然との共働

 

第16章・土壌の肥沃化と新しい耕作方法

集約農業の危機/新しい耕作方法/二種類の電磁気/金の鋤/生体鋤/畝間の並べ方/放牧と草刈り/化学肥料という毒

 

第17章・ヴィクトルの有機農法

生物学的農業/土壌の無機成分の補充/有機農法/バイオダイナミック(生命力学)農法/自然界における微細エネルギーの役割/冷たい炎/肥沃化させるエネルギー

 

●第6部●エネルギーの革新

 

第18章・内破パワーを利用する

「内破(爆縮)」研究の始まり/アメリカのコンソーシアム/新種の航空機?/ヴィクトルの新エネルギー研究/生物学的真空/冷たい核融合/湧き水をエネルギー的に生成する/内破エンジン/リパルシン(脈動式機関)と「空飛ぶ円盤」

 

第19章・ヴィクトル・シャウベルガーと社会

ヴィクトルが人類に遺したもの/未来はどうなるのか?

 

補遺

ヴィクトルの未来図を具体化する/スウェーデン/オーストリア/ドイツ/イギリス/デンマーク/アメリカ/オーストラリア

 

訳者あとがき

原註

 

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー4

 

爆縮エンジン - ビクトル・シャウベルガー

 

オーストリア人科学者ビクトル・シャウベルガー(1885年6月30日~1958年 9月25日)による、インプロージョン(爆縮)説である。

 

彼は渓流のせせらぎや、そこに生息する川魚など、自らの自然観察に基づき、当時としては画期的な「内破理論」を考案。 「自然に抗うこと無く」をモットーとする彼は、従来の燃焼・爆発技術体系を退廃的として批判したうえで、独自の内破理論を応用した「トラウト・タービン」(吸引タービン)と呼ばれる超効率の発動機を開発した。

 

それは、野生動物のツノや、巻き貝等を参考にして作った双極螺旋形状のパイプに水を通し、その求心的な渦巻き流から生じる負性抵抗(負圧)を利用して作動する、「自己推進装置」であったとされる。 その為、始動時を除いて、全く燃料を必要としなかった

 

 

第二次大戦中は、ナチス占領下のオーストリアやチェコにおいて、反重力やフリーエネルギー分野の研究に従事し、内破理論や「コアンダ効果」を取り入れた、2種の反重力円盤「リパルシン」(リパルセーター)を開発。

 

 

数回に渡って、動力の発生および浮上に成功するも、無限増殖するエネルギーを上手く制御できず、実験の都度、大破する事を繰り返し、解決策の見い出せぬまま敗戦にいたる。

 

 

研究に関する記録や資料の大半は、米・ソ軍により押収され、シャウベルガー自身もまたアメリカに渡り、晩年までそれらの研究開発に従事させられた。

一説によれば、彼が考案した反重力航空機は、未成に終わった物を含めると計5種類にも及ぶとされ、外観、構造的な類似等からもベルーゾ型円盤はその内の一つであり、有人版リパルシンなどと目されている。

なお、シャウベルガーの研究は反重力以外にも、農業など他分野に渡り、それらを社会に応用すれば、今日、人類が直面しつつある環境問題などは、たちどころに解決するといわれている。

例えば

自然界の水は4℃の温度(特異点)を中心にらせん状の渦を巻き、脈動していること、水は「生きて」おり、川ー土壌ー樹木に生命エネルギーを運ぶ、「大地の血液」であることを発見します

ヴィクトルは、自然は水の脈動と渦巻きの力によって、たとえばサイクロンや台風のような、中心に行くほど莫大なエネルギーを発生し、しかし余分な熱も廃棄物もいっさい出さない、すばらしいクリーンエネルギーを生み出していることを知ります。

 

http://ameblo.jp/ghostripon/entry-10325253089.html

 

 

 内破エンジン

 

そのひとつが「内破エンジン」なる全く新しいエンジン。
オーストリアの科学者:シャウベルガー氏が発案したものだそうである。

強力なエネルギーを生み出す自然現象がある。
例えば、台風や竜巻である。

これらは、そもそもエネルギーを補給していないのである。
それなのに、勝手に自発的に回転し、さらには強力なエネルギーを発散している。

この現象を調べた結果、その原因は、求心力にあることが分かった。

現在我々が利用しているエンジンの類は、いずれも爆発力に伴う遠心力を利用したものである。もちろん力は出るが、放っておくと、いずれこの力は分散され、失なわれていく。自発的には回らないのである。

それに対し、求心力を利用したものは、放っておくと、むしろ回転が増強される方向へ進むのだそうである。

手ごろな図が見つかったので、下記に示した。
家庭用発電機だそうである。

 

 

ちなみに私はまだ、その原理が理解できていない。というか、そもそも竜巻が何故自発的に回るのか、そこから始めなければならない。
ケイミズモリ氏の本から、一部抜粋して解説すると、次のようになる。

 

螺旋状に求心的な渦流を作り出してエネルギーを得る方法で、表面的には遠心力も利用したものの、遠心的な爆破と対極にある「爆縮」や「内破」と呼べるものである。

具体的には、上手のとおり、中心部分から特殊な形状の切り口をもつ螺旋系パイプが放射状に伸びた卵形の容器をモーターで回転させると、水や空気が遠心力で螺旋系パイプの中を内側から外側へと流れ、中心軸部分に真空が生じる。

螺旋系パイプの先は底部で一回りして中心軸部分に繋がっており、中の水や空気はその真空を埋めるように噴き上がり、循環を始める。

パイプを流れる水や空気は、螺旋形構造で求心的渦流を形成して加速して流れ、そこに遠心力が加わって、膨大なパワーが生み出される。

その力でタービンを回転させて、電力を取り出す。

 

http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-entry-933.html

 

 

天才科学者、ヴィクトル・シャウベルガーの事

 

 昨日から時間に任せて読書をしていました。その本の名は、天才科学者、ヴィクトル・シャウベルガーを取り上げた、アリック・バーソロミューという人の書いた「自然は脈動する」(日本教文社:刊・野口正雄訳)という本です。

 

 まだ全部を読んだ訳ではないのですが、3分の2程度を読み終えました。ところで、ブログ記事を書くことを失念していましたので、今日はこれまで読んだ部分を基にして書くことにします。

 

 特に驚くべき事は、シャウベルガーが専門の大学教育を受けた訳ではなく、自分から高等教育を受けて余分な知識を詰め込むよりも、自然の中に入って自ら自然を体験し、そこから高度な知識や知恵を学んだという事です。彼がいかに天賦の才能を持っていたかは、当時のナチス・ドイツが空飛ぶ円盤を開発しており、そのほとんどの部分を終戦間際だったとは言え完成させていたという事実に表れています。いまだにその大部分は設計図もろとも持ち去られ、解明されてはいません。

 

 それ以外にも、実に様々な分野で画期的な仕事を残しています。その内の幾つかをご紹介しておきます。

 

①フリーエネルギーの実現に道筋を既に付けていた事。エネルギー保存の法則は存在せず、熱力学の第二法則も成り立たない事を示しています。

 

②水は意識を持っており、様々な働きをする、特に水の治癒効果は地底社会では広く知られており、地球の裏側とも言える空洞地球では、水が効果的に人類を助けていること。こんな事はあり得ないという人がほとんどですが、日本人でも江本勝氏という人が、氷の結晶写真を撮ってそれを見事に証明している事は多くの人がご存知です。

 

③心臓はポンプではない、体中に存在する毛細血管が血液を体内をくまなく巡らせるから人間は生きて行く事が出来る。

 

④自然の作用は渦、つまりボルテックスこそ原初の働きである事。宇宙は電気と磁気の作用で成り立っており、電気が生命に与える影響力は、破壊的、解体的、分解的、衰弱促進的作用である。

 

 シャウベルガーは水の性質について特に詳しく述べており、水が4℃で最も密度が大きくなるのは、理由があるといいます。シャウベルガーはこう言っています。

 

『すべての生命を支える循環、それが水である。水の一滴一滴には、私たちすべてが仕える神が宿っている。そこには生命、すなわち、「第一の」物質である水の魂も宿っている。水を導き、循環させる境界と岸は毛細血管なのである。』

 

『現在の水力発電では、水を損なってしまう。現在のダムの設計では、水は莫大な圧力を掛けられて円筒形のパイプを押し流され、パイプを出ると鋼鉄製のタービンの回転ブレードに勢いよくぶつけられ、こなごなに粉砕される。水の物理的構造は文字通り破壊され、溶け込んでいたあらゆる酸素、さらには水分子自体に含まれる酸素の一部すら、遠心力によって水から飛び出てしまう。』

 

 シャウベルガーは、効果的に水を運ぶためのパイプ、水路をも設計しています。水を殺菌するために塩素消毒をする事は最悪であり、フッ素を添加する事も同様である、と断じています。

 

 また、水質を保つには、過剰な熱と光を断つ事であり、9℃以下では地上に出ている部分は白く塗って太陽光を反射させ、最も適切な容器は卵型であり、材質は天然石、木、テラコッタである、とも言っています。

 

http://takeyama-y.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-932a.html

 

 

シャウベルガーの残した業績について

 

 昨年末から今年初めにかけて、オーストリアの天才、シャウベルガーについて書かれた本を読み込んでいました。そして、昨晩(と言っても今朝がた)やっと一回目を読み終えました。そこで、まずはその感想を書いて置きます。

 まず、注目すべきは、シャウベルガーは空飛ぶ円盤とフリーエネルギーは既に実現済みであり、特に、フリーエネルギー装置、燃料の不要な発電装置などの設計は終わっており、あと一・ニ年戦争が終わるのが遅れていたら、この世界は一変していただろうという事です。

 それは、空飛ぶ円盤に顕著に表れており、まさに、戦争終了直前に試験飛行に成功していましたが、旧ソ連とアメリカによって設計図等が持ち去られ、いまだ今日に至るまで公表されていません。

 重力理論についても、アインシュタインは大幅に間違っており、シャウベルガー自身は、空飛ぶ円盤の実現によって、音速の壁を超え、時速2200キロを実現していたそうです。これらの理論は現代の科学理論を大きく超え、当時も今も理解はできていないと言われています。

 ただ、フリーエネルギーも空飛ぶ円盤も、秘密裏には既に実現されており、現在の世界の各国では極秘裏に利用しているとも言われています。しかし、これらが世界で公表されると、教科書や技術関係の理論等が大幅に書き換えられ、エネルギーについては、化石燃料の利用が一気に終わり、産業構造が激変する可能性があり、既得権益を持つ石油メジャー等からの圧力が途轍もなく大きく、抹殺されなければ現在の利権構造や闇の政府が維持できなくなる、と思われたようです。

 いずれにしても、シャウベルガーは1958年に失意のうちに死去しており、現在やっとシャウベルガーの業績を評価し始めたところのようです。

 もし、皆さんの中で、シャウベルガーの業績を追評価し、フリーエネルギーや空飛ぶ円盤の実現を図ろうとする向きがあれば、その実現は既にシャウベルガーによって道筋が付けられている事を知って、取り組んでいただきたいと思います。

 これから時間があれば、私もシャウベルガーの仕事について、調査し、皆さんに逐次ご報告して行きたいと考えています。

 

http://takeyama-y.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-e210.html

 

 

シャウベルガー、水の魔術師

 

 シャウベルガーについては、日本でも最近有名になりつつあります。科学ジャーナリストのケイ・ミズモリ氏が、徳間書店から二冊シリーズの「超不都合な科学的真実」という本を出しています。

 

 今日はその中ら引用させていただきたいと思います。二冊シリーズの後の方、「長寿の秘密/失われた古代文明編」から、非効率的なエネルギー変換に気づいた水の魔術師シャウベルガー、という項目を取り上げます。

 

 シャウベルガーは、やかましい音の出るエンジン、ボイラー、摩擦熱の出るタービン等を、極めて非効率的なエネルギー転換だとして、人類は用いるべきではないとしています。そして、エネルギー効率はせいぜい50%どまりで、それ以外は、摩擦熱ややかましい音、汚染物質として地球環境を汚染している、と決めつけています。まったくその通りです。

 

 シャウベルガーが挙げた業績で最も象徴的なものは、空飛ぶ円盤でしたが、惜しくも第二次世界大戦の終了間際にやっとテスト飛行に成功し、これから改良を加えるという矢先に、連合国軍がドイツに到達し、設計図、メモ、資機材等を持ち去ったほか、自らが破壊して敵に利用されないようにしたと伝えられています。特にシャウベルガーが開発していた空飛ぶ円盤は、飛行機(ジェット機)のような爆音もなく、音速の壁を超える時に発生する特異な爆発音もせず、エネルギー効率は最高に良いという、超時代的な乗り物であったのです。

 

 シャウベルガーの技術の特長は徹底した自然観察にありました。「自然界において螺旋状の現象は数多く存在する(厳密には2次元のものが渦巻き、3次元のものが螺旋と区別される)。身近なものでは人間を含めた動物のつむじ、アンモナイトやオウムガイのような巻貝、蔓植物の蔓、ミクロの世界ではDNA、液体においては渦潮、気体においては竜巻や台風、マクロの世界では渦巻銀河などがある。この世界になぜ螺旋構造が存在するのか大きな謎であるが、生命の創造(生)と破壊(死)に関わっているようにも思われる。(中略)この渦流が川底に蓄積される堆積物を定期的に取り除くと同時に土壌から取り込んだミネラルや微量元素を渦流の中心部に抱えて運び、下流の土壌を肥沃にする。つまり、川の生命を維持し、周囲の植生を豊かにしているのは、この渦流なのだ。健康な渦流は水を摂氏4度の特異点へと導き、比重(密度)を高め、エネルギーを増大させる。回転運動によって、外側ほど速度と同時に摩擦が増し、熱や音として無駄にエネルギーを浪費する。我々が採用した車輪の文明とは対極にある。」

 

 このように、自然界の驚異的なテクノロジーに着目したのが、オーストリアのヴィクトル・シャウベルガーです。彼はさらに、自然の法則を無視した非効率的なエネルギー転換の副産物である摩擦や熱や音が、将来地球環境を破壊し、砂漠化を招くことを既に20世紀初頭に予見していたのです。

 

http://takeyama-y.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-8eb2.html

 

 

シャウベルガー、水の謎の幾つか

 

 水にはいくつかの謎があります。今回はそれを取り上げてみます。まず第一は、水は何処から来たのか、という事です。この事は当たり前のようですが、誰にも実際には分かっていません。

 

 一説には、地球大気からきたという説です。しかし、地球の高層大気では水分子は酸素と水素に分解してしまい、水分子としては存在し得ないことから大気から来たという説は間違っています。

 

 他に源があるとすれば、他天体は別として地球内部しかありません。アメリカ人のステファン・リースという人が1934年に興味深い研究を行っています。水晶質の岩石から莫大な量の水が得られる事を示したのです。ここでいう水は、処女水と言われるもので、地球誕生以来初めて地表に出た水の事を言います。摩擦や強い圧力により岩石から電子が放出されて輝く「摩擦ルミネッセンス」という作用と、地熱とが組み合わさると、ある種の鉱石を含む岩石から、酸素と水素ガスが放出される事があります。これで処女水が出来る場合があるのです。リースは砂漠にある適切な組成の硬い岩石層を直接利用して、一分間に3000ガロン(約11,355リットル)もの水を生みだす事が出来たといます。この事実は、一部の既得権益を持つある政治家から妨害を受け、容赦なく迫害されたようです。しかし、いまや彼の実験を再現する時が来ていると思われます。

 

 このように、水という存在は、実にいろいろな不可解な性質を持っています。おびただしい物質を溶かす溶剤としての性質、4℃で最大の密度になり、それよりも温度が高くても低くても密度は下がり、凍った水の下でも魚などの生命が生存可能となり、100℃で気体になります。シャウベルガーはこう言っています。「水が本当に水文学者のいうようなもの――化学的に不活性な物質――であったなら、はるか昔に、この地球には水も生命もなかった事だろう。私は、水がこの地球の血液なのだと考えている。内的な作用は、血液と同じとは言わないまでも、非常に似たものなのである。水に動きをもたらすのはこの作用なのだ。」

 

 ここで、昨日述べたケイ・ミズモリ氏の著作に戻ります。「産業革命以後、水道管に金属パイプが使用されるようになり、水の層構造が崩れてしまうようになった。水はパイプとの摩擦で加熱され、溶け込んでいる微量元素が変質する。鉄管内部の表面が錆びはじめると水から酸素が奪われ、錆が堆積すると病原菌が増殖すると同時に、水流が妨げられてしまうので、届くのは塩素で消毒された「死んだ水」となる。

 

 こうして、シャウベルガーは金属製ではない木製の水道管を考案します。自然を徹底的に観察していたシャウベルガーは自然な川の流れには渦流が作用して螺旋状に渦巻くように転がり回る事が出来てはじめて水の活力とエネルギーが維持できる事を知っていたのです。シャウベルガーの設計した木製の水道管には銀でメッキされた銅製の導翼が設置され、水流が常に中心に向かうように縦溝が彫られ、摩擦熱を最小に抑えるようになっていました。しかし、科学界はシャウベルガーが開発したパイプには興味を示しませんでした。そこで、自費でシュツットガルト工科大学に実験を依頼しました。そこのフランツ・ペーぺル教授という人はしぶしぶテストし、パイプの形状によって水流がどう変化するのか比較実験を行い、シャウベルガーの設計した螺旋状の溝が彫られたパイプが最も摩擦が小さく、特定の流速では、摩擦がゼロあるいはそれ以下にまで低下する事を認めたのです。入力よりも出力が上回る事すらある、という驚くべき結果をペーぺル教授はしぶしぶ認め、これは従来の物理法則に反する事から、黙殺される事に至りました。このエピソードはいかに学問の象牙の塔が保守的で、新しい真実を認めたがらないかを如実に示しています。

 

 これからも理解できるように、シャウベルガーの後のフリーエネルギーの技術開発や、空飛ぶ円盤の飛行実験に繋がっていきます。

 

http://takeyama-y.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-8582.html

 

水とラセン運動・内破エネルギー

 

自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察 

アリック・バーソロミュー著 野口正雄訳 定価2600円(税込)

shop.kyobunsha.jp/2008/04/08164

 

 

本書は、オーストリアの伝説的な科学者ヴィクトル・シャウベルガー(1995~1958)が解き明かした、自然界における生命とエネルギー創造の秘密を紹介した初めての本です。

 

若き日をオーストリアの森の中で森林監視員として過ごしたヴィクトルは、ある月明かりの夜、滝をさかのぼるマスの姿に引きつけられました。

 

 

「マスはなぜ、重力に逆らって滝を昇れるのか?」

 

そして彼は、自然界の水は4℃の温度(特異点)を中心にらせん状の渦を巻き、脈動していること、水は「生きて」おり、川 ― 土壌 ― 樹木に生命エネルギー(東洋思想の「気」やプラーナ、また現代で言う「生命波動」「サトルエネルギー」と同様の力)を運ぶ、「大地の血液」であることを発見します。

 

 

この、水の生命エネルギーは「浮揚力」(反重力)をもっており、マスに滝を昇らせ、樹木の樹液を、科学的法則を超えて100メートル以上も引き上げます。

 

そしてまた、ルルドなど自然の湧き水がもつ不思議な「癒しの力」の源となっているのです。

 

 

ヴィクトルは、自然は水の脈動と渦巻きの力によって、たとえばサイクロンや台風のような、中心に行くほど莫大なエネルギーを発生し、しかし余分な熱も廃棄物もいっさい出さない、すばらしいクリーンエネルギー(内破エネルギー)を生み出していることを知ります。

 

一方、現在人間が使っているエネルギー生産の技術はと言えば、熱や廃棄物や、放射能さえもまき散らす、遠心的で、熱く、破壊的なものだとヴィクトルは批判します。

 

 

自然がみずから機能しているやり方に逆らわないこと、自然の働きに協力すること。それが、ヴィクトルの考えたエコテクノロジーでした。

 

彼は、生命エネルギーの活性化による水の浄化、水の生命力を損なわないダムや水路の建設、土壌の肥沃化と有機農法、また半永久的なエネルギー生産法(いわゆるフリーエネルギー技術の先駆け)など、まるでレオナルド・ダ・ヴィンチのように多方面での業績を残しました。

 

しかし、1930年代に「自然の破壊は人間の精神と文明を破壊する」と主張したことで著書がナチスによって廃棄され、また戦時中は内破エネルギーを用いたいわゆる「ナチスの空飛ぶ円盤」の製造を強いられ、戦後は多くの研究資料がアメリカやソ連に渡ってしまうなど、晩年は不遇であり、また彼の思想が当時の科学の枠におさまらないものであったため、だんだんとその存在は忘れ去られて行きました。

 

しかし1990年代に彼の論文などがまとまって英訳されたことで、環境問題やエネルギー問題での新しい発想を求める人たちによって、彼の思想の再評価が始まっています。

 

http://blogs.yahoo.co.jp/mizuguchiaiko/7221003.html

 

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー5

 

ヴィクトル・シャウベルガー関連書籍紹介

 

書籍/「奇跡の水」

 

シャウベルガーの「生きている水」と「究極の自然エネルギー」

(超☆わくわく) [単行本]

 

内容紹介

 

「巨大化する自然災害、食問題、原発エネルギー等

人類がこれから進むべき方向を示唆した必読の一冊(参考書)です」

自然界と共存可能!

日本の未来を救う資源活用法が、すぐここに存在していた!!

水資源が豊富で、環境汚染対策が急務の日本に、画期的な超エネルギーのバイブル!

ポイントは自然界の仕組みをいかにして真似るか

 

「サイクロイド螺旋運動」原理が地球の未来を好転させる

 

原子力・石油・石炭・ガスは自然の法則を無視した非効率的なエネルギー変換であり、地球環境を破壊・汚染する「死の技術」でしかない。

 

現況を予言していた知られざる巨星シャウベルガー、巨大権力からの誹謗中傷や圧力に屈することなく、自然界が持つ再構築原理の実用化を提唱し続けた彼の教え水・森・自然界との共生の科学法則と、シンプル・安全・クリーンなエネルギーを生み出す技術原理を網羅した今の我々にとってまさに必読の書がここに! 

 

内容(「BOOK」データベースより)

 

水は、生まれ成長してゆくエネルギーの生命体。

環境・生態系の均衡を壊せば、地球の血液である水は疲れ果て「死の水」となり、地球とすべての生き物は絶滅の危機に陥る。自然の循環を正常化・活性化させる機能は水によってなされているのだ。自然の法則に適う「生きている水」の運動状態をいかに健康的にコントロールしたらよいか。

水・森・自然界との共生の法則を知り、シンプル・安全・クリーンなエネルギーを生み出す技術原理を網羅した今の我々にとってまさに必読の書がここに。

 

 

自然は脈動する ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察 [単行本]

 

アリック バーソロミュー (著), Alick Bartholomew (原著), 野口 正雄 (翻訳)

 

自然界の水の波動とフリーエネルギー----

 

知られざる「神秘のナチュラリスト」の思想と技術を初紹介。

 

自然は、「生きている水」の渦と脈動のエネルギーから生命を生み出す----

 

「水の魔術師」と呼ばれ、数々の驚異的な自然エネルギー技術を考案したヴィクトル・シャウベルガー(オーストリア、1885-1958)の、人物・思想・技術的アイデアを初めて紹介。

 

彼が自らのフリーエネルギー技術で作った、いわゆる「ナチスの空飛ぶ円盤」型航空機や、東洋の陰陽思想や気の概念に通じる独自の生命エネルギー(エーテル性)理論に基づいた水の浄化や土壌の肥沃化、有機農法のアイデア、廃熱・廃棄物ゼロの発電法など、知られざる自然学の巨人の驚くべき全貌に迫る。

 

◆水の特異点「4℃」が鍵となる自然のダイナミックな動き

 

◆自然界の水は渦を巻き、脈動する「生きた存在」である

 

◆自然界がつくるフリーエネルギーを再現した「内破 implosion」理論とは?

 

◆生命力を増幅させる自然のデザイン=「卵型」の不思議

 

◆父なる太陽の光が、母なる大地をエネルギー的に受胎させることで生命が生じる

 

◆自然界のエネルギーは求心的で、廃熱や廃棄物をいっさい出さない

 

◆樹木は生命エネルギーのコンデンサー(蓄積装置)である

 

◆植物の成長と、河川・土壌の活性化をはかる生命エネルギー技術の数々

 

◆自然を破壊すれば人類の精神は退廃する:未来への予言

 

http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/647.html

 

 

2013年11月11日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー6

 

「自然は脈動する」 を読み解く-1

 

 

 

今こそヴィクトルのメッセージを理解することが必要である。

天才科学者、ヴィクトル・シャウベルガーを取り上げた、アリック・バーソロミューという人の書いた「自然は脈動する」(日本教文社:刊・野口正雄訳)は、現代社会のもつ多くの問題について書かれている。

 

表題にあるーヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察ーのとおり、それは「驚くべき」内容である。

人類の未来を切り開く、新たな「フリーエネルギー」の根本思想として考察していきたい。

 

 

 

まずはヴィクトルの現代社会に対する、問題意識とメッセージを理解しなくてはならない。

 

「ヴィクトルは主流科学界からの悪意に大いに苦しめられた。ヴィクトルが科学界に対したえず不満を漏らしていたために、彼のもっとも重要なメッセージは見えなくなってしまっている。そのメッセージは、科学界の傲慢自体よりもはるかに重要なものである。そのメッセージとは、私たちの文明全体が、どこまでも世界を物質的にとらえるという世界観に囚われてしまっているということである。私たちは、一見やりたいことを自由に何でもできるという興奮、多くの富と娯楽をわがものにできるという魅力のとりことなっている。現在の科学はこのような世界観の産物にすぎないのであり、哲学、教育、宗教、政治、医学もそうなのだ。陰謀説にするまでもなく、私たちの社会のあらゆる側面が、世界の秩序と生態系の崩壊につながる重大な間違った思い込みから痛手を被っていることがわかるはずである。」

P-11

 

ーまず人類は自然の働き方を理解し、その法則を受け入れる必要がある。ヴィクトルの人生はこの取り組みに捧げられたのだ。ヴィクトルの仕事が、この目標を追求する人々の力となり、私たちの物質主義的な社会を変えるために必要な変化を促すことを願おう。ー

 

以下はヴィクトル自身の言葉である。

 

「自由な人間は自由な大地からのみ育つ。母なる大地を犯す人間に故郷はない。なぜなら投機によって破壊された土壌では質の高い人種は生き残れないため、すなわち大地とのあらゆるつながりから切り離されているためだ。人類社会は、拠って立つ根を失えば滅びてしまう。持続できるはずのない施肥法が腐敗への道をたどっているように、人類社会も頑迷な意志を捨て去るまでは腐敗の道をたどらざるを得ないだろう。そうした意志を捨て去ってはじめてやり直しの機会が与えられ、再び進化の力強い道を歩むことができるのである」

Pー325

 

ー人類社会も頑迷な意志を捨て去るまでは腐敗の道をたどらざるを得ないだろうー

は、ヴィクトルを受け入れない社会に対する諦念から発した言葉であろう。

ヴィクトルの死後、60年近い時を経た現代に於いても一向に社会の仕組みは変わらずに「頑迷な意志」のままなのである。「腐敗の道」はより一層深まっている。

 

 

自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察

 

【目次より】

 

序章

浮揚力と無抵抗の動き/屈せざる者/もう一つの世界観/「自然の科学」に向けて

 

●第1部●もう一つの世界観

 

第1章・ヴィクトル・シャウベルガーの先見性

水の魔術師/木材運搬用の水路/生命の源としての水/「動き」がもっとも重要/「温度」が支配する/進化/バランス/内破(爆縮)/先見性の人

 

第2章・さまざまな種類のエネルギー

自然の微細なエネルギー/ヴィクトルの世界観/なぜヴィクトルの思想はミステリーなのか?/エネルギーの諸段階/創造的進化の鍵となる渦巻き/創造的プロセスとしてのエネルギー/霊的な科学/異なる次元/「オクターブ」を変える

 

第3章・対極物の吸引力と反発力

肥沃化をもたらす存在としての太陽/自然の原動力としての極性/対極物が作用し合ってバランスをもたらす/重力と浮揚力

 

第4章・自然界のパターンと形状

共鳴としての音/共鳴は質に関わる/植物には知覚と記憶がある/振動と物理的形態/パターンと形状/動きに見られるパターン/太陽系に見られるリズム/二つの幾何学系の対決/神聖幾何学/黄金分割/卵形の魔法

 

●第2部●この世界はいかにして機能しているのか

 

第5章・自然なエネルギーの生産

現代の技術の非効率性/エントロピーとエクトロピー/科学的「法則」/エネルギーの汚染/目の前にある選択肢/エネルギーが質を決める/創造的なエネルギーの渦

 

第6章・動きバランスのための鍵

人類の使う間違った種類の動き/「原初」の動き/動きの種類

 

第7章・大気と電気とのエネルギー的関係

地球の大気/電気/地球のバイオコンデンサー/エネルギーの蓄積装置としての地球/「エレクトリシズム」と磁気/嵐、水蒸気、気候

 

●第3部●水:生命の源

 

第8章・水の性質

水の記憶/水の創造/水の特異点/さまざまな水の性質/川はいかにして自分を守っているのか/温度勾配

 

第9章・水循環

完全な水循環/半水循環/温度勾配と栄養供給

 

第10章・泉の形成

泉の崇拝/湧出泉/真の泉/湧き水はどのようにして上昇するのか/海からエネルギーを生産する

 

第11章・川の生命性

川のさまざまな段階/水の温度と動き/正の温度勾配を作り出す/川で生じる渦巻きの種類/創造的エネルギーの源としての渦巻き/川の湾曲部の形成/従来の河川工学/水力発電

 

第12章・生きた水の供給

減少し続ける水の供給量/利益のからむ水/現代の水の処理法/水の記憶を変容させる/管状の水の動き/水道管の材料/シュツットガルトでの実験/血液の循環/水の保存法

 

●第4部●樹木という生物

 

第13章・森林の役割

森林の進化/森林の破壊/ある教訓的物語/熱帯雨林/林業/単一栽培の不毛性/生物多様性/森林のエネルギー

 

第14章・樹木という生物とその性質

生物圏の中の樹木/樹木の形態/樹木と人間その共生関係/樹木と色彩/樹木の物理的性質/樹木の分類/光を求める木、蔭を求める木/光が促す生長/人間による破壊/光合成の重要性/未成熟な水/水の成熟

 

第15章・樹木の代謝

樹液の動き/樹木の中の温度勾配/「バイオコンデンサー」としての樹木/根系/土壌と栄養

 

●第5部●自然との共働

 

第16章・土壌の肥沃化と新しい耕作方法

集約農業の危機/新しい耕作方法/二種類の電磁気/金の鋤/生体鋤/畝間の並べ方/放牧と草刈り/化学肥料という毒

 

第17章・ヴィクトルの有機農法

生物学的農業/土壌の無機成分の補充/有機農法/バイオダイナミック(生命力学)農法/自然界における微細エネルギーの役割/冷たい炎/肥沃化させるエネルギー

 

●第6部●エネルギーの革新

 

第18章・内破パワーを利用する

「内破(爆縮)」研究の始まり/アメリカのコンソーシアム/新種の航空機?/ヴィクトルの新エネルギー研究/生物学的真空/冷たい核融合/湧き水をエネルギー的に生成する/内破エンジン/リパルシン(脈動式機関)と「空飛ぶ円盤」

 

第19章・ヴィクトル・シャウベルガーと社会

ヴィクトルが人類に遺したもの/未来はどうなるのか?

 

補遺

ヴィクトルの未来図を具体化する/スウェーデン/オーストリア/ドイツ/イギリス/デンマーク/アメリカ/オーストラリア

 

訳者あとがき

原註

 

 

 

2013年11月15日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー7

 

「自然は脈動する」 を読み解く-2

 

 

このシャウベルガーの写真による風貌から人物像を想像するに、シャウベルガーは俗に言う「頑固親父」であったのではないかと思う。

 

彼の卓越した自然に対しての洞察と、その中から生まれたエネルギーの革新(第18章・内破パワーを利用する)は、広く社会に受けいられることはなかった。

 

その理由の一つとして、自らの考えや想いに対して頑固であり、あらゆる権威からの強制に対して断固拒絶し、自由人として「自らの意思」を貫きと通す人であったのではないかということである。

 

まず感じるのはドラマ北の国から”黒板五郎の生き方”/北の国から-を考察する/と同じ感性をもつ人であるのではないか。

黒板五郎は実在しないが、自然から多くのことを学んだ実在した人物としてのシャウベルガーに対しての想いである。

 

黒板五郎も「頑固親父」であり、社会から受けいられることはなった。

しかし自然と家族を愛し、自由な発想を持ち、自由に生きた。

 

ー黒板五郎は「うだつの上がらないオヤジ」である。風貌はイマイチ。話はつまらない。歌がヘタ。そして「貧乏」である。さらに「頑固」である。この頑固は「こうと決めたらトコトンやり抜く」「脇目もふらずに一つのことに没頭する」と言う意味である。五郎は「生」そのものが「生き方」であり、他者に対して飾ることもないし、良く見せようともしない。だから自分に対しても、他者に対しても「責任」を持つ。責任を取れなけれが「生きている意味」を無くすと思っているのだろう。何に対しても「全力」で立ち向かうし、そうでなければ生きていけないのである。ー

-ドラマ「北の国から」を今こそ考察する 6 -

 

そして

黒板五郎は「遺言」で子供たちに対して「遺す金や品物は何もないけど、自然から頂戴して幸せに生きろ」と書き記す。これが”黒板五郎の生き方”である。

私はシャウベルガーが「頑固親父」であるがゆえに、彼の言葉と理論を信じることができるのである。

 

現在もそうであるが、シャウベルガーが生きた60年前においても、社会は「権威主義」であり「金儲け主義」であった。人類の理想である「フリーエネルギー」の開発は、権力者の「金権主義」にとっては脅威である。ニコラ・テスラを始めとする「フリーエネルギー」に対する社会からの迫害・隠蔽は、現代社会でも行われている。

 

「彼は、エネルギーレベルで自然がどのように作用しているかを私たちがまったく知らないがために地球環境の神聖性が奪われていることを示すために、一生を捧げたエコ・テクノロジー(自然と調和する技術)の先駆者だった。彼は、人類は、自然を意のままにしようとするのではなく、謙虚な心で自然を探求し、学ぶことから始めるべきであるという信条をもっていたが、これは世の中には受け入れられにくいものだった。私たちがエネルギーを生産し、消費する方法は、人類の将来を危機に追いやってしまっている。ヴィクトルがめざしたのは、非効率で汚染を生み出す中央主権的なエネルギー資源と動力源に頼らざるを得ない状態から人々を解放することであった。」

Pー2

 

「彼がよく言っていたように、「自然を理解し、真似る」ことが重要だったのだ。現代の科学者はそうはせずに、人類は自然より上位に立ち、何ら影響を被ることもなく地球の資源をやりたいように搾取できると考えているのだ。」

Pー8

 

ヴィクトル・シャウベルガーは、理性主義の制約にとらわれない自然のプロセスの研究を、科学的に検証可能な枠組みにあてはめた先駆者の一人であった。それは「自然から学ぶ」という基本から生み出されてくる。自然を征服しようとする現代科学とは一線を画す考え方であるという視点が自然は脈動する」を読み解くためには必要である。

 

 

 

2013年11月17日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー8

 

「自然は脈動する」 を読み解く-3

 

 

図5-2 エネルギーと形態

 

「はじめにエネルギーありき。それは第一のもの、原因である。エネルギーは、自らが動きたいように形態を作り出す。形態はエネルギーを映し出しだしたもであり、副次的な結果である」

P-101

 

はじめてこの図5-2を観たときに衝撃を受けた。この渦巻きと螺旋形態によって表現されている「物質創造のプロセス」に万物創世のシステムを観ることができる。

この図のもつ深遠な背景に対しての理解を深めることが自然は脈動する」を読み解くためには鍵になる。それは物理的な表層しか見ない現代科学への批判へと通じる。

 

「従来の科学者はどうして道を間違ったのだろうか? 自然が働く様子を注意深く観察しなかったためである。そうしていたなら、ヴィクトルのように自然の法則を定式化してそれに従い、人類社会を環境と調和のとれたものにできたはずである。」

P-8

 

「彼は主流科学を、傲慢で群れたがりの本能に基づくものだと批判した。また科学者についても視野が狭く、ものごとのつながりを見抜けないとこき下ろしている。ヴィクトルは、今日、私たちがよくやるような、世界の悲惨さの責任を政治家たちに求めることはしなかった。政治家というものはそもそも日和見主義であり、制度の手先であると考えていたのだ。ヴィクトルが世界を危険な状態にしたと責める相手は、自身の敵、彼の言うところの「技術・学術界」の科学者たちであった。」

P-8

 

ヴィクトル・シャウベルガーは、現代科学を鋭く批判している。それは現代科学のもつ「ものごとのつながりを見抜けない」社会システムの問題点を指摘しているのである。傲慢で群れたがりの本能に基づく科学者の「技術・学術界」が、人類にとって必要な多くの革新的技術開発を葬り去ってきた事実がある。

 

「預言者や先駆者の存在は、どんな分野であれ、必然的に既存の体制にとっては異議申し立てに映る。彼らが、現状からうまみを得ている人間たちの利益を脅かしかねないからである。関わってくる利害が大きいほど誹謗中傷の声は大きくなるようである。このように、おそらくもっとも排他的で傲慢な学問分野として、科学は歴史を通じてコペルニクスやケプラー、ガリレオ、現代では生物学の先駆者、ジェームズ・ラヴロック、ルパート・シェルドレイク、メイワン・ホーにいたる偉大な改革者の足を引っ張ってきたのである。」

P-9

 

ヴィクトルは、現在の人類文明は自然の創造的エネルギーを破壊するものなので、社会には暴力がはびこり、堕落が進むことになるだろうと予言しているが、今の社会を見回せば、その予言どおりの社会になっている。「少しずつ人類社会にバランスを取り戻し、やがては自然と歩調を合わせて生きていけるようになるのだろうか?」の疑問に答える回答が、「自然は脈動する」のなかに隠されている。

 

 

2013年11月20日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー9

 

「自然は脈動する」 を読み解く-4

 

 

図17ー4 ヴィクトルの記したエネルギーのやり取りを表した図

 

P-323

 

 

「人類がいずれ正気に戻るということもなく、知的指導者に誤った方向に導かれ、間違った情報を教えられていることに気づかないなら、あまねく存在する自然の法則は(因果応報の理で)、このいびつになってしまった文明に必ずやふさわしい結果をもたらそうとするだろう。残念ながら、破滅は自らの過ちが招いたものだと気づくまでに、必ずやきわめて恐るべき破局が起こったり、恥ずべき事実が明るみに出るだろう。この状況を変えるには避けがたく多大な困難が伴うだろうが、それはまさに過ちを犯しているのがおもに権力の座にある者だからである。自分たちの利益を守ってきた制度や人物は、自分たちに非があるなどとは考えず、同胞たる人間が数百万人の規模で死ぬようなことがない限り自分の過ちを認めはしないだろう。

 

いわゆる専門家の多くは、このような間違いを正そうとするいかなる系統立った試みにも団結して抵抗する。彼らは自分たちが認められた道を弁護せざるを得ないのだが、それは、それはその道こそが彼らの食いぶちであり、自分たちが死ぬその日まで面倒を見てもらうことを望んでいるためである。それでも、過ちが特定の産業部門だけのものであればこの難題も克服されるかもしれない。数世紀にわたってなされてきたもっとも普遍的な過ちを徹底的に分析すれば、間違った原理と正道を踏み外したやり方から生じた問題の根の深さが明らかになる。そこで明らかになるものは、きわめて重大な文化的、技術的、経済的違反行為であり、いかなる産業部門も無関係なものはない。専門分野が何であれ、必ずしも悪意のない専門家であっても、罪を免れることはできないのだ。

 

まず、強い抵抗を覚悟しなければならない。このような状況では専門家はほとんど一人残らず脅威にさらされることは明らかなので、彼はいかなる支援を受けることも望めないだろう。だがこの障害におびえてはならない。というのも私たちが問題にしているのは少数の人間の食いぶちではなく、目くらましされた人類全体の存続だからである。今日の多くの若い人たちの考え方を見れば、なおも人類が倫理的に健全であることは明らかである。彼らはいたるところで生じつつある腐敗の微候に強く反発し、経済的、文化的な袋小路に迷い込む道を考えもなく進み続けることを拒む。

 

しかしながら、反発するだけでは何も成し遂げることはできない。原因を突き止め、先行する世代や私たちが犯し、世界を破滅に導きつつある過ちを明らかにしてこそ、若い人たちの努力は現実に成功を収めることができるのだ。

 

『我らが無益な骨折り』

P-356

 

この鋭いヴィクトル・シャウベルガーのもつ問題意識と批判は、現代社会においても通ずる。一方で彼の著書『我らが無益な骨折り』のユニークな題名が示すが如く、変わらない社会の閉鎖された状況に対して、無力感を漂わせている。自らの食いぶちだけを守ろうとする当時の専門家や知的指導者がシャウベルガーに対して、凄まじい抵抗と妨害を行ったかは想像できる。

 

予言ともいえる「あまねく存在する自然の法則は(因果応報の理で)、このいびつになってしまった文明に必ずやふさわしい結果をもたらそうとするだろう。残念ながら、破滅は自らの過ちが招いたものだと気づくまでに、必ずやきわめて恐るべき破局が起こったり、恥ずべき事実が明るみに出るだろう」というシャウベルガーの言葉を現在に生きる我々が今こそ真摯に受け止めなくてはならない。

 

しかし、悲しいことに今もシャウベルガーが指摘した社会状況は変わっていない。予言どうりに破局に向けて状況は悪化しているといえる。

 

 

 

2013年11月21日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー10

 

「自然は脈動する」 を読み解く-5

 

 

図8ー2 中心軸周囲に層状の流れを示す縦方向の渦巻き

 

もっとも冷たい水の流れの筋は、必ず流れの中心軸にもっとも近いところにある。わずかな水温の違いでも、熱による層形成が生じる。中心のコア・ウォーター(核となる水・乳濁液)の流れは乱れがもっとも小さく、前方に加速して通り道の水塊を引っ張っていく。

P-148

 

川の水の流れの観かたによって、人がもつ知性と感性が問われる。普通に川の流れを見ていても表層の水の速さや水量しか見えてこない。しかしヴィクトル・シャウベルガーのもつ鋭い感性によって川の流れを見ると、上図のように流れのなかの渦巻きが観えてくる。川のマスが急流の中にあっても静止でき、さらに上流に向かって泳ぐことができる自然観察を続ける中で、水の持つエネルギーポテンシャル(潜在的に利用可能なエネルギー量)を理解する洞察力をもって、水の流れの「本質」が観えてくるのだ。この自然の原理から学ぶ姿勢と思考方法こそが「自然は脈動する」を読み解くための深層である。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ ウィンザー素描集_RL12660v 

 

天才レオナルド・ダ・ヴィンチも水の流れの本質を観ることができた。湧き上がる渦巻きの中に「水力」を理解していたのだろう。現代科学の「水力発電」は単に水の流れを利用するだけであり、水の持つ本質を理解しない現代科学の限界を感じる。ダ・ヴィンチやヴィクトル・シャウベルガーのもつ鋭い感性を置き忘れている業界や専門家が、謙虚に「自然から学ぶ」姿勢ことが必要だ。

 

「すべての生命を支える循環、それを支えるのが水である。水の一滴一滴には、私たちすべてが支える神が宿っている。そこには生命、すなわち第一の物質である水の魂も宿っている。水を導き、循環させる境界と岸は毛細血管なのである。」

 

『我らが無益な骨折り』

P-134

 

「水は生命体のように振舞うと言うヴィクトルを、世間はあざ笑った。しかし、成熟した状態に達するや、水は驚くべき特性を示す。活気がみなぎり健康になると、水は独特な方法で脈動し、ねじれ、らせん状に動いて生命力と純度を維持し、あらゆる生物のためのエネルギー経路として、また養分や老廃物を運ぶ存在として役割を果たすということを、彼は示したのである。」

 

P-136

 

この水に対する驚くべき洞察力をもつヴィクトル・シャウベルガーが「水の魔術師」とよばれる所以である。そしてシャウベルガーを「師」として学んでいきたい。

 

 

 

2013年11月22日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー11

 

「自然は脈動する」 を読み解く-6

 

 

図12ー2 二重らせん状のパイプ内の流れの力学(断面図)

 

これは縦方向の渦巻きで、周囲に逆向きの渦巻きが環状に発達している。多孔性のパイプ壁との相互作用により生じ、ボールベアリングに似た作用で、前方への動きを強める。環状の渦巻きの内側への回転は、中心の渦巻きの回転と流れの向きに従う。このような環状の渦巻きにより酸素、細菌、その他の不純物がパイプの内壁に移り、そこで濃縮された酸素によって下等な病原菌が死滅する。

 

P-216

 

ヴィクトル・シャウベルガーが描くこの美しい水流の模式図は、万物創世の渦巻きエネルギーを表している。その世界観は渦巻き銀河のように美しく壮大であり活力とエネルギーに満ちている。

 

 

 

自然界にあって水はらせん状に渦巻くように転がり回ることができてはじめて、水の持つエネルギーを維持できることを教えてくれている。しかし、当時も今も自然な水の動きについてのヴィクトル・シャウベルガーのアイデアを決して真剣に取り上げることはなかった。

 

「公共の水は、水を脈動し、生きた状態に保つのに必要な注意を払って処理されることがないために、変質し、病原菌を引きつけてしまう。このため、当局は水に媒介される感染の危険から社会を守るために定期的に水を塩素で処理している。塩素は強力な殺虫剤であり、善玉も悪玉も等しくあらゆる細菌を取り除くが、その状態が長期間続くことで、体内の免疫力を高める微生物を大量に殺したり、ひどく弱体化させてしまう。塩素は高齢者の免疫力低下の大きな原因となっている。医学の専門家たちは、塩素の量はきわめて少ないのでそんな害は生じないというが、彼らは塩素が体内の脂肪組織に蓄積するために少量でも蓄積することや、体への影響を強めるホメオパシー(自己治癒力)的作用が生じていることを考慮に入れていないのである。」

P-207

 

「都市に住み、年中殺菌された水を飲まざるを得ない人間は、生命を生み出すという自然の定めた能力をもつ「生物」が科学物質によって強制的に殺されているという運命について、真剣に思いをめぐらせるべきである。殺菌され、物理的に破壊された水は肉体的衰弱を起こすだけでなく、精神も退化させ、人間をはじめとする生物に一律に広範な劣化を引き起こす」

 

ヴィクトル・シャウベルガー『我らが無益な骨折り』

P-208

 

悲しいかなヴィクトル・シャウベルガーの優れた主張はこの社会の主流とはなりえない。何故ならば、利益追求の資本主義社会は決して彼の思想と世界観を受け入れられないのである。それは受け入れることによって根本的に資本主義の在り様を変えてしまうためである。「大量生産・大量消費・大量廃棄」のシステムで成り立っている現代社会と破壊を生み出す現代の科学技術文明にとって、ヴィクトル・シャウベルガーの存在は「脅威」であり、既得権社会の「敵」である。彼の主張は徹底して弾圧され、そして隠蔽される。金儲けにしか興味のない人種にとって、ヴィクトル・シャウベルガーのもつ思想とは無縁であり興味を示さないだろう。多くの人は「カネとモノ」にしか価値を見出そうとはせず、地球環境の置かれている破滅的事象を「エコ商品」の販売促進に利用しようとする志向だけであり、利潤を生まない探求や行動には一切興味を示そうとしない社会である。しかし逆説的に言えば、この社会の主流に成り得ないヴィクトル・シャウベルガーが一生を捧げたエコ・テクノロジー(自然と調和する技術)を実践すれば、この破滅に向けて突き進んでいる社会を変えることが可能かもしれないという期待感がある。

 

 

2013年11月24日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー12

 

「自然は脈動する」 を読み解く-7

 

 

図11ー4 縦方向の渦巻きを生み出す卵型のエネルギー体

P-190

 

「始めに渦巻きありき」デモクリトス(紀元前四六〇~三七〇)

P-73

創造的エネルギーの源としての渦巻き

 

「あらゆる生命は動きである。自然界の動きに直線はなく、らせん形、あるいはらせん状の渦巻きの形をとる。らせん形は混沌から秩序を発展させる流体エネルギーの本来の姿である。ヴィクトルは、これを銀河の構造から原子にいたるまで、生命の自然な動きととらえた。らせん形は本書で一貫して見ていくように「調和的対応」を生むための最も普遍的媒体なのである。上の如く、下も然りなのだ。渦巻きは実にさまざまな方法で発達する。渦として上向きあるいは下向きに動いたり、円を描いて回転したり、渦自体が逆転したりする。動きがあるところには必ず渦巻きが生じる。水の場合、それは目に見えるものだが、気体、さらに電界も渦巻きやドーナツ状の形をとる。筋肉、組織、血液、骨その他の多くの有機生命の形も渦巻き型である。」

P-74

 

 

「自然界のシステムは非ユークリッド的で、開かれた、ダイナミックなものである。その構成要素は開いたらせん形、貝殻形、卵形、渦巻き形である。これによって流動的、適応的な環境が促され、その環境の中で、複雑で創造的な構造をもつ形態が進化することが可能となる。」

 

「ヴィクトルは、人類が自らが採用しているような機械的プロセスではなく、自然の有機的プロセスの一部として創造されたことを思い出すようにと願った。」

 

P-77

 

人類を取り巻く自然界はトーラスによって形づくられている。すでにヴィクトル・シャウベルガーは、トーラス構造が創造的エネルギーの源であることを指摘している。「宇宙はトーラス製造工場である」と気づけば、様々な現代社会が抱える非循環的構造がもつ問題点の解決方法が見えてくる。「自然は脈動する」とは自然界がもつ創造的で普遍的エネルギーの動きを示している。そして人類は自然の一部であり、自然との共生の中にしか人類の未来は訪れないことを知るべきである。

 

「ヴィクトルは自然がエネルギーを生み出す方法のほうがはるかに効率が高いことに気づき、現代の技術による危機を解決できるとの信念から、自然なエネルギーを生産する内破マシンを設計した」

P-89

 

 

2013年11月25日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー13

 

「自然は脈動する」 を読み解く-8

 

 

図18ー2 家庭用トルネード(竜巻)型発電機

P-347

 

「新しい科学的発想をもつもっとも創造的先駆者とは、本来、自分のアイデアを実現させたいという強い思いを抱く実際的な人間である。ヴィクトルもその例外ではなかった。従来の人類の技術で開発された機械はきわめて効率が悪いだけでなく、環境破壊の大きな原因となっていることに築いたヴィクトルは、自然の創造的方法を利用するが、ほとんど費用をかけずに莫大なエネルギーを生み出せる装置の設計に着手した。

ヴィクトルは直線と曲線からなるユークリッド幾何学のモデルを放棄した。彼の機械のあらゆる機能面は、自然に見られる非ユークリッド幾何学の開かれた形態であるらせん、湾曲、カーブなどを利用している。彼が活用した卵型やらせん形は、自然なプロセスを安定させ、高め、修復する生命肯定的なエネルギーを生み出す。」

P-336

 

 

 

ヴィクトル・シャウベルガーの渦巻きから生まれる新エネルギーの革新的発明は3つの機能性・方向性を持っていた。

 

1、水質浄化装置(リパルシン)

 

2、フリーエネルギー装置(中心脈動発生機ーセントリパルサー)

 

3、反重力装置(空飛ぶ円盤)

 

しかし、現在に於いても、これらの優れた装置が社会に広まってはいないどころか、その存在自体も社会から隠蔽されている。

 

「ヴィクトルがさまざまな用途に、印象的で非常に革新的な機械を多数製作したことは疑いのないところであり、ヴィクトル自身の手になるノートが存在するものもあり、いくつかについては目撃談もある。しかし、プロトタイプや実際に作動するモデルはいずれも戦争中にドイツで破壊されたか、最初にウィーンを占領したロシア人によりアパートから没収されたか、あるいは終戦時にレオンシュタインに侵攻したアメリカ人に没収されたか、失敗に終わったが、ヴィクトルの秘密の知識を手に入れようとして、ヴィクトルをテキサス州に連れ去ったドナー=ゲルクシャイマー・コンソーシアムによって没収されるかしてしまった。」

P-353

 

ヴィクトルの創造的発明は悪しき社会の流れに翻弄されてきた。だが今後「自然は脈動する」のなかで明らかにされたヴィクトル・シャウベルガーの革新のエネルギー装置は、次世代の人類がその未来を必ず切り開いてくれるだろう。

 

「しかし、自発的、同時的発生の理論というものがある。かって電気などの技術的躍進が同時に発見されたのもこれが原因だと言う人もいる。時期が熟し、強い必然性がある場合は、おそらくは人類の進化に懸念をもつ何らかの高次の知性が、自然と協力して多くの創造性に富む人の精神に必要な種を同時に播くのだろう」

P-363

 

 

 

世界ではヴィクトル・シャウベルガーの再評価と理論の実践に向けての活動が始まっている。

 

 

2013年11月28日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー14

 

「自然は脈動する」 を読み解く-9

 

 

図17ー1 卵型の堆肥の山

P-308

 

 

第1章・ヴィクトル・シャウベルガーの先見性

 

・水の魔術師

P-20

・木材運搬用の水路

P-24

・生命の源としての水

P-28

・「動き」がもっとも重要

P-29

・「温度」が支配する

P-32

・進化

P-33

・バランス

P-34

・内破(爆縮)

P-35

・先見性の人

P-36

 

ヴィクトル・シャウベルガーの先見性で語られる内容は、私を驚かせこれまでの世界観を一変させることになる。何故もっと前に知ることができなかったのか悔んでいる。

ヴィクトル・シャウベルガーの逸話から、如何にして先見性をもった理論と技術が生まれてきたのかを分析し要約している。

 

「難しくて理解できないことは何であれとても深遠なものだと思っている人は多いが、そんなことはない。理解しにくいものは未熟で、不確かであり、うそであることも多い。至高の知恵というものはシンプルで、脳を通り抜けてまっすぐ心まで届くものである。」

 

私は人類史上最高の天才であるレオナルド・ダ・ヴィンチとヴィクトル・シャウベルガーを重ね合わせることで理解し、そしてこの二人の持つ知性に憧れている。

ヴィクトルはダ・ヴィンチと同様に、空想にふけりがちな少年期を森の中で一人で何時間も過ごしては、流れを探検したり、動物を観察したり、植物を調べたりしていたという。幼少期から、非凡な観察力、鋭い知力、明らかな直観力と超自然的能力に恵まれていた。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ パリ手稿B_f.83v 空気ねじ(ヘリコプター)

 

勝手に精神論/ダ-ヴィンチに憧れて/ を参照

 

 

2013年11月30日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー15

 

「自然は脈動する」 を読み解く-10

 

 

世界ではヴィクトル・シャウベルガーの水・植物・自然エネルギーに対する自然科学理論への再評価と理論の実践に向けての活動が始まっているが、水危機を招いている現代社会にとって水についての理解を深めることが必要である。

人類にとっての水に対する知識は古来から受け継がれてきた。

 

「すべての生命を支える循環、それを支えるのが水である。水の一滴一滴には、私たちすべてが支える神が宿っている。そこには生命、すなわち第一の物質である水の魂も宿っている。水が導き、循環させる境界と岸は毛細血管なのである。」

 

ヴィクトル・シャウベルガー『我らが無益な骨折り』

P-134

 

 

2014年02月04日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー16

 

「自然は脈動する」 を読み解く-11

 

 

図6ー2 動きの三種類の基本形

 

一つに組み合わさると、ダイナミックで構造的、形成的ならせんー渦巻き運動が生じる。

P-114

 

動きの種類

 

あらゆる自然の活発な動きは、三種類の基本的な動きー軌道的動き、回転的動き、循環的動きの一つ以上のものからなっている。このような動きが組み合わさると、自然が何かを組み立てたり、構造化したり、浄化したりするのに用いる、いわゆるらせんー渦巻き運動という複雑なパターンが生じる。

 

P-113

 

 

図1ー2 遠心性の動きと求心性の動き

 

現在の技術の作用の仕方である、軸運動→放射運動(内側→外側)と、自然が創造的なエネルギーを生成する方法である、放射運動→軸運動(外側→内側)の比較。

 

P-31

 

「動き」についての洞察は、ヴィクトルの発見の中でもっとも重要なものだろう。機械的動きと自然の動きの違いを、遠心性の動きと求心性の動きと捉え、「渦巻き」を宇宙のもっとも重要な創造的運動システムとし、竜巻から植物の成長にいたるまで、らせん形はエネルギーを異なるレベルに変換する自然のメカニズムと捉えた。

 

ヴィクトルは、まさに万物創造のエネルギーはトーラス構造にあることを示唆している。

 

 

2014年02月05日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー17

 

「自然は脈動する」 を読み解く-12

 

図5ー1 運命の選択

 

P-96

 

エネルギーシステムの分岐

 

生 エコ・テクノロジー

 

究極の秩序ーエクトロピー

「自然の経済システム」

 

死 従来型の技術

 

究極の無秩序ーエントロピー

「技術的ー機械的経済システム」

 

「私たちの技術的ー機械的経済システムは、再生不可能な資源を大量に自然から搾取することでエネルギーを消費する既得権益によって作られたものなのである。結局、このような持続不可能なテクノロジーでは、経済的崩壊、社会的混乱、環境悪化を招くだけであることは明らかなはずである。私たちが目の当たりにしている無秩序と腐敗は、人類が自己破壊的なエネルギーシステムに依存していることから生じている。」

 

P-98

エネルギーシステムの分岐

 

生 エコ・テクノロジー

 

究極の秩序ーエクトロピー

「自然の経済システム」

 

死 従来型の技術

 

究極の無秩序ーエントロピー

「技術的ー機械的経済システム」

 

「私たちの技術的ー機械的経済システムは、再生不可能な資源を大量に自然から搾取することでエネルギーを消費する既得権益によって作られたものなのである。結局、このような持続不可能なテクノロジーでは、経済的崩壊、社会的混乱、環境悪化を招くだけであることは明らかなはずである。私たちが目の当たりにしている無秩序と腐敗は、人類が自己破壊的なエネルギーシステムに依存していることから生じている。」

 

P-98

 

動きの種類

 

三種類の基本的動き

 

・軌道的動き

 

・回転的動き   ⇒ らせんー渦巻き運動

 

・循環的動き

 

 

二種類のらせんー渦巻き運動

 

・軸運動→放射運動 

 

「爆発 explosion」

 

遠心性ー発散的、減速的、散逸的、構造弛緩的、分解的、破壊的、摩擦発生的 

 

・放射運動→軸運動

 

「内破 implosion」

 

求心性ー収束的、収縮的、結合的、創造的、統合的、形成的、摩擦減少的

 

「力はエネルギーが仕事をするときに用いるものであり、加速という状態として測定することができる。重要なのは二種類の加速を区別することである。一方は分解するもの、もう一方は結合させるものである。非建設的な力においては回転半径は拡大し、圧力と摩擦を増大させるタイプの加速を生じる(遠心的加速)。建設的な力においては、回転半径が減少するにつれ、吸引力を増し、摩擦を減少させるタイプの加速を生じる(求心的加速)。

遠心的加速では、同じ速度を維持したり、さらに加速するのにいっそう多くの力が必要となる。

求心的加速では、速度とエネルギーはひとりでに加速する。

 

ヴィクトルはこれを、あらゆる生命を生み出す建設的エネルギーであるー形成力(foramtive force)ーと呼んだ」

 

P-117

 

形成力(foramtive force)とはトーラス構造体の自己組織化システムである。

 

「エネルギーは一方から流れ込み、中央を回ってもう一方の端から出てきます。トーラスは均衡を保ち、自ら調整し常に完全です。トーラスは自然がすべての規模において使う基本的な形です。小さな原子の構造に見られ、竜巻や地球の磁場、銀河全体の構造もそうです。」

 

フリーエネルギーの開発にとって、このヴィクトルのエネルギー理論にたいする理解が必要になる。そして恣意的に隠蔽されているヴィクトルの功績から学ぶことが重要である。

 

 

自己組織化とは

 

http://www.cis.twcu.ac.jp/~asakawa/chiba2002/lect7-som-memo/

 

ー引用開始ー

 

広義の定義

 

はじめに非常に抽象化して「自己組織化」を説明すれば、「自己組織化システムとは、経験と環境の関数として基本構造が変化し、合目的的システムが自然にでき上がること」と定義することができるでしょう。例えば、人間は自己組織化システムです。だれもが一個の有精卵から次第に複雑な構造を発生させて行ったのですから。もっとも、すべての生物は自己組織化システムですし、太陽系も自己組織化システムだと言うことができます。あるいは、もっと大きく銀河系、宇宙全体は自己組織システムであると考えることができるかも知れません。

脳はシナプス結合の可塑性によって、神経細胞間の結合状態が変化する自己組織化システムです。感覚器官を通じて外界の情報を取り入れ、効果器(手や足)を通じて外界に働きかけています。この外界との相互作用が自己組織化システムのキーポイントです。閉じたシステムでは絶対に複雑なシステムは形成されません。熱力学の第 2 法則に矛盾することはどんな場合でもあり得ないからです。脳のなかのどこかに外界に対するイメージ、いわば世界像が形成され、この世界像に基づいて合目的的な思考や行動が出現できます。この開いた系における自己組織化は散逸構造とかシナジェニックスと呼ばれることもあります。

 

自己増殖するロボット

 

John von Neumann は晩年「機械は成長したり、増殖したりすることは可能か」という問題を考えました。彼によれば原理的には可能だと言うことになります。彼はロボットが周囲にある部品を集めて自分と同じものを作っていくというモデルを考えました。自分の身体と同じものができるためには、ロボットは自分の身体を調べるか、または自分自身の構造情報を持っていたければなりませんが、その情報もすべて部品からなる構造体に保持されていなければなりません。

ノイマンはまずセルラモデルで自己増殖を考えました。このモデルは無数の同じ構造をしたセル(細砲)が格子状に配列されている広い平面を考えます。彼はこの平面上に万能チューリングマシンが作り込めることができることを証明しました。万能チューリングマシンが作れたということは、各セルの状態を決めることでセル平面上に任意のコンピュータを埋めこむことができたということです。自己増殖はセル平面の別の場所に自分と同じコンピュータを作れるかという問題になります。万能製作機械が自分自身の設計図を埋めこんでコンピュータを作ることができれば良いわけです。自分の子どもの機械を作るのに用いられ、さらに設計図を複写してその機械に与えるという形で自己増殖機械を作ることができるのです。ここまで説明して来たところで気づいた人がいるかも知れませんが、われわれ生物の細砲は分裂するときに、まさに同じことを行なっているわけです。DNA に含まれるアミノ酸の組み合わせが自己複製を行ない、複雑な生物を形成させることができます。 DNA の構造は突然変異を経てより有用なシステムになることを考えれば、生物はノイマンが考えた以上のシステム記述がなされていると見ることも可能かと思います。実際に小さなパーツをランダムに結合させることによって簡単なロボットを作るという実検も行なわれています。

 

生命の起原

 

さらに始めから始めるとすれば、30 億年前原始地球の原始スープの中から長い年月をかけて自己複製を始めた生物の発生にさかのぼることができるでしょう。最初の生命とは簡単な自己複製機能を持った高分子タンパクだったのでしょうか。原始生命の出現に超越的な創造者の存在を仮定するべきなのでしょうか?それとも、現在の生物の持つ自己複製機能の創発を認めるべきなのでしょうか?現代生化学の研究成果は、超越的な創造者の存在を仮定しない生命発生のシナリオを描き始めているように思われるのです。この単純な自己増殖機能を持ったタンパクからやがて細砲が作られ単細胞生物へ、さらに多細胞生物へ、さらに陸上へと進出し、火を発見し、文字を発明し、知的活動を行なうよう実例が今の私たちです。生物が自身の知的活動をシミュレートするようになるまでには、多用なレベルでの自己組織化が行なわれて来たのでしょう。

 

問題の本質はどこにあるのか

 

さて、以上述べたように「自己組織化」は非常に壮大なテーマです。この問題に直接答えるのには私には荷が重すぎます。現代的な意味でのニューラルネットワークにとっても上記のような意味での「自己組織化」は実現されていません。現在のニューラルネットワークにできることは、極論すれば、外界の構造を獲得することができるという点です。もうすこし具体的にいえば、外部入力の統計的構造を内部のシナプス伝導効率の変化として表現することができる、ということです。ここから、知的な活動を創発できることの間には厖大な距離があります。ここでは自己組織化という壮大なテーマの入口、外界の情報から意味のある構造を作りだす、という点に的を絞って説明します。

外界の情報すなわちデータの相互関係を効率良く表現することは情報科学の分野でも中心的な問題であり、おそらくこのような能力が脳の働きの特徴の 1 つであるということができるでしょう。外界の構造が脳内の地図として表現されていることは以前にも述べました。網膜上の位置と第一次視覚野、内耳の周波数特性と第一次聴覚野との関係などです。大脳皮質全体のたかだか 10 % を占める第一次感覚野で起こっていることの類推から、特定のカテゴリーにおける知識表現が脳の各部位の位置関係として表現されているという可能性があるだろうと考えます。

 

すなわち、さまざまなレベルの情報表現の自己組織化に対して、たった 1 つの同じ機能的原理が働いているのではないか、という仮説です。第一次感覚野で表現されている情報表現と同じ機能的原理が、知的なレベル(各種の連合野、あるいは前頭葉)でも同じであると考えてはいけない理由はないはずです。

 

仮にこの同一の機能的原理が高次の知的活動のためにも働いているのなら、低次の感覚受容野から階層的に高次の連合野にいたるまで自己組織化によって我々の知的活動のある部分が説明可能なのかも知れません。自己組織化によって高度に抽象的な概念が階層的に重ね合わさっていた場合にどのようなことが起こるのでしょうか。第1次感覚野が物理的な特徴量を表現し、第2次感覚野が具体的な概念を表現しているとしたら、連合野は抽象的な概念を表象しているのかも知れません。連合野の連合野である前頭葉では概念の概念の概念が形成されているというのは誇張のしすぎなのでしょうか。

 

ー引用終了ー

 

 

磁極の移動(ポールシフト)

 

http://oka-jp.seesaa.net/article/387249816.html

 

 

ー 引用開始ー

 

地球温暖化のことはとりあえず忘れて、それより心配すべきは「地球の磁気圏のこと」だということを考えてほしい。現在、地球の磁場は崩壊し続けている。気候が影響を受け、そして、地上の電力網が一掃される可能性さえある

 

地球の磁場は、過去 200年間で15%で弱くなっている。これは、地球のN極とS極が反転しようとしている兆候かもしれないが、仮にそうだった場合は、太陽風が地球のオゾン層に穴を開けてしまうことにより、電力網に損傷を与、天候に影響を与える。また、ガンの発生率を高める可能性もある。

 

地球の最深部にある、激しい溶融する地球中心核は、太陽風による地球の壊滅的な被害を守るための磁場を形成している。この地球の磁場の保護領域は、宇宙空間に数千キロに広がっている。この磁気は、全世界的な通信システムから、動物たちの移動の方向、さらには、地球の天候パターンに至るまで影響を与えている。

 

しかし、このような、地球上の生命にとって非常に重要である磁場は、過去 200年の間に 15%も弱くなっている。これは、科学者たちが主張することもある地球の極が反転しようとしている兆候かもしれない。

 

専門家たちは、私たちの地球は現在、磁極の反転の機が熟していると考えている。しかし、それがいつ起きるかについては誰にもわからない。

 

しかし、仮に、これが発生した場合、それは地球の気候を根本的に変えてしまい、ガンの発生率を押し上げる。さらに、地球の電力網を一掃してしまう可能性があり、人類にとって壊滅的な出来事のひとつともいえる。

 

英国リバプール大学の地球海洋生態科の科学者であるリチャード・ホルム( Richard Holme )教授は、「これは深刻な事態です」と述べる。

 

「あなたの生活から数ヶ月間、電力が消え去る事態を想像してみるとよいかと思います。今の生活はどんな些細なことでも、電力なしでは成りっていないことに気づかれると思います」。

 

そして、地球の気候自体が劇的に変わってしまう。最近のデンマークの研究では、地球温暖化も CO2 の排出量と関係しているのではなく、磁場が関係していることが示された。

 

また、磁場の崩壊は、地上全体としての宇宙放射線への曝露が多くなり、推定される計算では、多くのガンの発生を導き、死亡率が上がる要因となるだろうとしている。

 

世界の宇宙機関もまた深刻な脅威を受ける。 昨年11月に、欧州宇宙機関( ESA )は、地球の磁場の変化の観測するための「 SWARM ミッション」という計画により、磁気観測衛星3機に観測を開始した。

 

ロンドン大学ムラード宇宙科学研究所のコリン・フォーサイス( Colin Forsyth )博士は以下のように言う。

 

「私たちは、地球の内部の基本的な理解を持っている一方で、まだ知らない多くのことがあります。私たちは、地球の磁場が生成されるシステムを完全に理解しているわけではないのです」。

 

ー 引用終了ー

 

2014年02月07日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー18

 

「自然は脈動する」 を読み解く-13

 

 

第2部 この世界はいかにして機能しているのか How the World Works

 

 

この章で語られる考察が「自然は脈動する」のなかで最も重要なテーマである。ヴィクトル・シャウベルガーの知性の真髄が語られている。

 

 

図5ー2 エネルギーと形態

 

はじめにエネルギーありき。それは第一のもの、原因である。エネルギーは、自らが働きたいように形態を作り出す。形態はエネルギーを映し出したものであり、副次的な結果である。

 

P-101

 

 

エネルギーが質を決める

 

「自分たちが地球の生物の頂点にいると確信している私たちは、実は地球の創造性のおおもとを破壊している。生物圏の中で私たちの居場所を支えているのは自然の多様性なのである。石油、石炭、鉱物をとめどなく採掘し、森林を伐採し、魚を乱獲し、動植物種をやむことなく絶滅させていくことで、人類の存在自体が脅かされているのだ。」

 

P-99

 

現代の社会システムの基本である大量生産・大量消費・大量廃棄を、文明の進化と勘違いしている現代人類は、地球上の資源を食いつくし、無くなって初めて気づくという幼稚な思考体系のうえで、その結果としての破滅への道を進んでいる。誰もがそれを止めようともしないし、止めることも出来ない。地球上の資源の有限性を認めても、他人よりも自らの利潤だけは確保したい欲望に駆られている人類の行く末は暗い。

 

「従来の科学では質の重要性は問われない。還元主義的科学者にとって水は水であり、遺伝子組み換え作物は従来の作物と実質的に同等なものである。しかし自然界ではあらゆるプロセスがたえまない変化と変形によって働いており、一つとして同じものはありえない。」

 

P-99

 

「ヴィクトルは、現代の人間は物を見ることはあっても、本質を見ない表層的な生き物だと考えた。私たちの視覚は認識するのみに限定されており、深い考察とは関係ない。私たちは外見を全体と、結果を原因と取り違えてしまっているのだ。実際に目にしているものは発現したものの外側の殻であり、形式的エネルギーが遺していったものにすぎない。私たちには、生物を創ったエネルギーが見えないのである。」

 

P-100

 

この視点を獲得しなければ、真実を見抜く知性を進化させることは不可能である。物質の創造の根源は何処に存在しているのかという疑問と探求は、視覚だけでない深い認識と思考の中にのみ存在する。

 

 

2014年02月08日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー19

 

「自然は脈動する」 を読み解く-14

 

 

図5ー3 自然界の渦巻き

 

P-104

 

「銀河からDNA分子の規模にいたるまで、これほどまでに明らかな自然のエネルギー動きと、らせん運動のシステムに、科学が根本的な重要性を認めないことがヴィクトルには理解し難いものに映った。これはおそらく、科学があまりにも深くユークリッド的機械的発想に浸りすぎ、有機的なものの知識や概念にはほとんど通じていないためであると思われる。私たちは自然の原動力を、それを模倣できるほどに時間をかけて理解しようとはしてこなかったのである。」

 

P-103

 

「自然界でも、銀河、台風、渦巻き、竜巻の形のように、活発ならせん状の成長と動きの例には事欠かないが、私たちは、無知と倣慢から機械的完成を追求しようとして、このような例を見落としてしまっているのである。」

 

P-113

 

ユークリッド幾何学は、いうなれば直感的に納得できる空間の在り方に基づく幾何学である。直線はどこまでも伸ばせるはずであるし、平面は本来はどこまでも果てのないものが想像できるし、どこまでも平らな面があるはずであった。また、平行線はどこまでも平行に伸びることが想定された。それは、現実世界の在り方として、当然そうであると言う前提であった。

 

「ユークリッド幾何学」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』

 

机上の理論ではなく、自然界に存在する有機的ならせんー渦巻き運動のなかに物質の形成力(foramtive force)がある。

 

「動きとエネルギーは分かちがたく結びついている。動きはエネルギーの表現であり、温度とともに、ヴィクトルのエコ・テクノロジーの基盤である。彼は注意深く観察と実験を行うことで、自然の働き方と、一般に普及している人間の技術の違いに気づいた。彼は水、土壌、またあらゆる生命に恐るべき結果を招いているからには、従来の技術が機能する原理は基本的に不健全なものであるはずだと悟った。」

 

P-107

 

 

2014年05月22日

 

ヴィクトル・シャウベルガーから学ぶー20

 

「自然は脈動する」 を読み解く-15

 

この世界を理解するためには、知覚と概念の融合を果たす理念を確立しなければならない。しかし、シュタイナーの『いかにして高次の世界を認識するか』によれば「理想とならないような理念はすべて、あなたの魂の力を殺します。また、理想となるような理念はすべて、あなたのなかに生きる力を生み出します。」という。つまり「良い理念」と「悪い理念」がある。それは自らの感性に根差す深い理解なしには分別できない。

 

「自然の世界は本来分割できないものなのだが、人間は自然を二つの異なる方向から理解することを運命づけられている。つまり五感(知覚)を通した理解と、頭脳(概念)を通した理解である。子供ならただ見て驚嘆するところを、私たちは理性的判断を躾けられるにつれて、感覚的経験の「意味を理解する」ために、目にするものを解釈する方法を、たいていは他人の発想を通じて教えられる。どちらも現実の一つの形ではあるが、この二つの面を意味をなすように合わせることができなければ、世界は私たちの目には理解しがたい謎にしか映らないことだろう。これはまさに、現在の人類社会の根本的な欠点なのであり、現在支配的な主流科学の大きな弱点である。ヴィクトルは次のように述べている。

 

難しくて理解できないことはなんであれとても深遠なものだと思っている人は多いが、そんなことはない。理解しにくいものは未熟で、不確かであり、うそであることも多い。至高の知恵というものはシンプルで、脳を通り抜けてまっすぐ心まで届くものである。

 

科学の先駆者の中には、両者の溝を埋めることができた人もいる。彼らのとったやり方は、自らを純粋な観察と経験の世界に深く浸し、その知覚の中からひとりでに概念を浮かび上がせるというものだった。」

 

P-18

 

この世界を「自らを純粋な観察と経験の世界に深く浸す」ことによって、感性を鍛え、「物質と精神」の融合の中に於いて、自らが至高のスキルを確立する必要がある。

 

勝手創千界への

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2013年

6月

09日

勝手創千界から世界へ

この世界が持つ多くの問題への解決は待っていては果たせない

より良き社会を目指して我が「勝手自由なる提案」を創り上げていく

そして「勝手創千界」の描く世界から解決に向けての一歩を踏み出す

10 コメント

2013年

1月

01日

勝手にエネルギー論を構築する

人類の行く末は「エネルギー」を如何に獲得していくかである。

日本の社会も経済も「エネルギー問題」の解決抜きには語れない。

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2012年

10月

02日

新しいエネルギー開発に向けて

「水危機」と「エネルギー危機」が目前に迫っている。この二つの「危機」だけでも「人類の生存基盤」の危機である。 一刻も早く、地球と人類にとって安全・安心な「自然エネルギー」「再生可能エネルギー」の開発が求められている。

10年、100年先の「危機管理」として、今から行動しなければ遅いことは明白だ。

「消費社会」から「循環社会」「持続可能社会」「自然共生社会」「エネルギー自立社会」へ向けての「意識改革」と「構造改革」が重要である。

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2012年

7月

08日

新しい日本改造に向けて

国の言う「国民のための判断」が本当でないことが明らかにされているいま

国民の持つ価値観として、何が大事で何が大事でないかという判断や、ものごとの優先順位づけ、ものごとの重み付けの体系の価値判断から、3.11震災を契機にした「新しい価値観」と「国民全体の幸福度」についての「提言」が、いまこそ日本に必要である。

10 コメント

2012年

6月

04日

勝手に発想法を研究する

差し迫る「少子高齢化の縮小社会への突入」「産業の空洞化」「エネルギー問題」「雇用問題」「財政問題」等々・・・日本社会が抱える問題は多岐に渡るが、政治や行政や官僚に「問題解決能力」の欠如が著しい。

さらに日本の技術を支える産業界や学界の「研究開発機関」においても「劣化」が進んでいる。

今こそ「フロンティア精神」と「新しい発想」が連動して「革新的なイノベーション技術」を生み出していくことが必要だ。

6 コメント

2012年

5月

01日

自然エネルギーと共に生きる

日本の自立と未来を切り開くためには、日本の国土に適合した再生可能エネルギーの社会が必要であり、最先端の日本技術を結集して「世界に誇れる日本」を創っていかなければならない。

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2012年

4月

07日

勝手創千界から「尊敬される日本」へ

まず、現状のまま進行した100年後の日本の未来を想定し、その想定社会状況から、今必要な「方策」を考えてゆく視点が必要ではないかと思っています。新しい視点が必要です。

「勝手創千界」による「勝手な発想」が「脳内停止」状態の人々に「インパクト」を与えなくてはいけません。

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2012年

3月

11日

3.11震災から海上都市計画へ

3.11震災を契機として、日本という国家のもつ様々な問題点が明らかにされ、新しい国家像が求められている。たぶんこのままでは、さらに日本の解体状況は進んでいくだろう。ラブーン海上都市計画がひとつの方向性を提示できればと思う。

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2012年

2月

19日

勝手に復興計画 in 石巻を提案

3.11震災からの新しきまちづくりとして「勝手に復興計画 in 石巻」を発進いたします。

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2011年

12月

31日

ホームページ開設

3.11震災以降、如何にすれば「津波につよいまち」が可能なのか?考えてきました。

その「ひとつの答え」を提示できればと思います。実現に向けて多くの人の意見を求めています。

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